ウッドワンがマドを開けて大陽線示現、業績増額と低ＰＢＲ評価で１０カ月ぶり新高値

　ウッドワン<7898>が急動意、マドを開けての大陽線示現で一時２７５円まで上値を伸ばし、年初につけた２６８円を払拭して約１０カ月ぶり年初来高値圏に躍り出た。同社は木製建材を手掛け、住宅着工件数の回復傾向を背景に業績は好調に推移、年間７円５０銭の高配当を続けながら、ＰＢＲが０．３倍台前半と解散価値の３分の１の水準に放置されていることから、市場でも水準訂正余地に注目する動きがあった。

　そうしたなか、同社は２８日取引終了後、１７年３月期の連結業績予想の修正を発表、営業利益を２１億円から２４億円（前期比４８．０％増）へ、最終利益を７億円から８億５０００万円（同１３．７倍）へそれぞれ増額修正しており、これが買いを呼び込むきっかけとなった。同社グループの主力販売分野である持家や分譲戸建住宅が前年同期を上回る水準で推移、コスト削減と採算性の向上も寄与している。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）