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<動意株・14日>(大引け)=京極運輸、ウェルスマネ、アエリアなど

 京極運輸商事<9073>=ストップ高。13日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高20億9000万円(前年同期比0.3%増)、営業利益7900万円(同9.0倍)、純利益5700万円(同4.9倍)と大幅増益になったことが好感されている。貨物自動車運送事業や倉庫事業で新規取引先の開拓効果があり、増収を確保したほか、退職給付会計における会計基準変更時差異の費用処理が前期で終了したことによる人件費の削減効果や、燃料価格の下落による燃料費の削減が利益増に寄与した。

 ウェルス・マネジメント<3772>=ストップ高。13日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の13億8800万円から13億5100万円(前期比13.1%増)へ下方修正した一方、営業利益を同1億3600万円から1億9200万円(前期5100万円の赤字)へ、純利益を同5000万円から1億1800万円(同7.9倍)へ上方修正したことが好感された。同日、新聞・出版事業、広告・IR事業からの撤退を発表しており、このために売上高は減少する一方、訪日外客数の増加でマスターレッシーとしての賃料収入が計画を上回る実績で推移したことや、下期に見込んでいた不動産媒介業務の役務提供が上期に前倒しになることなどが要因としている。

 アエリア<3758>=3日ぶり急反発。同社が13日取引終了後に発表した第2四半期累計(1~6月)の連結決算は売上高が13億8400万円(前年同期比2.3倍)と大きく伸びた。営業損益2億5200万円の赤字(前年同期5億3600万円の赤字)、最終損益2億7100万円の赤字(同5700万円の黒字)だった。オンラインコンテンツ事業では、スマートフォン向けゲームの課金収入は伸びているものの、開発費や広告宣伝費などの先行投資負担が重荷となっている。一方、IT サービス事業はデータサービス事業が安定的に貢献、完全子会社化した子会社の収益寄与もあり、営業赤字は前年同期から2億8000万円強縮小した。

 ラオックス<8202>大幅続伸。13日の取引終了後、15年12月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の700億円から900億円(前期比79.3%増)へ、営業利益を同45億5000万円から90億円(同5.2倍)へ、純利益を同42億円から83億円(同6.7倍)へ上方修正した。政府の訪日旅行プロモーションや、査証緩和の効果、消費税免税制度の拡充と円安傾向などを背景に、訪日外国人観光客向け販売が順調に増加したことや、新店の出店効果などで「国内店舗事業」の業績が大きく向上したことが要因としている。

 フェローテック<6890>=続急伸。13日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績見通しについて、売上高を従来予想の320億円から330億円(前年同期比12.9%増)へ、営業利益を同13億5000万円から15億5000万円(同29.3%増)へ、純利益を同7億円から9億5000万円(同2.7倍)へ上方修正したことが好感されている。半導体製造装置向けのマテリアル製品の販売が好調に推移していることに加えて、7月1日からグループ入りしたアドマップの収益を上乗せしたことが要因としている。

 プラスチック成形品の製造・販売を手掛ける小野産業<7858>=続急伸。同社は13日引け後、建設資材、樹脂・繊維加工品の売買などを手掛ける商社の高島<8007>が、TOB(株式公開買い付け)で全株を取得し、小野産業を完全子会社化すると発表した。小野産業はTOBに対し、賛同の意見を表明している。TOBが成立した場合、小野産業は一連の手続きを経て上場廃止となる見込み。買い付け価格は403円で、小野産業の前日終値350円と比べ15%のプレミアムとなり、きょうは買い付け価格にサヤ寄せする動きとなっているようだ。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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