ウイルコＨＤが反落、第３四半期２億４５００万円の営業黒字も反応薄

　ウイルコホールディングス<7831>が反落。同社は１１日の取引終了後、１５年１０月期第３四半期累計（１４年１１月～１５年７月）の連結決算を発表。売上高は１１２億３６００万円（前年同期比１２．０％増）、営業損益は２億４５００万円の黒字（前年同期１８００万円の赤字）、純利益は３億２６００万円（前年同期比５４．３倍）だった。通期業績は売上高１７０億円（前期比２２．４％増）、営業利益１億８０００万円（同３．３倍）、純利益１億７０００万円（同２．３倍）と従来見通しを据え置いており、利益予想は第３四半期時点で通期予想を上回っているものの株価への反応は薄い。
　情報・印刷事業は独自製品の受注が増加し、取引先・製品構成の見直しによる利益率の改善と、生産性向上によるコスト削減に取り組んでいる。また今年６月より新しい試みとして、常設型のミドル・シニア層向け情報発信基地である「ぱどあすたいむ」をスタートさせている。

ウイルコＨＤの株価は１０時２６分現在１７８円（▼１２円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）