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7813 プラッツ

東証G
667円
前日比
+2
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PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
19.7 0.76 2.10
時価総額 24.9億円
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プラッツ Research Memo(1):高品質・高機能と低価格の両立を武器に、国内外の成功市場でシェア拡大を狙う


■要約

プラッツ<7813>は福岡県に本拠を置く介護用電動ベッドの専業メーカー。1992年創業で、介護用ベッド市場への参入は1997年と後発ながら、国内の在宅介護用ベッド市場において、市場シェア第2位(販売台数ベース)のポジションを占めている。

1. 2017年6月期は大幅増収増益で着地。介護保険制度改正への懸念が後退し需要が回復
同社の2017年6月期決算は、売上高5,071百万円(前期比19.6%増)、営業利益203百万円(同744.6%増)と大幅増収増益で着地した。軽度者向けレンタル費用の全額自己負担化への懸念から買い控えが起きたが、2016年12月に閣議決定でその点は導入が見送られ、2017年1月からは需要が復調した。同時期に発売した新製品の新機能が注目されて好調な販売となり、レンタル向け電動ベッド市場でシェアが拡大したとみられる。

2. 国内・アジア両市場に高い成長余地。高機能と低価格の両立を武器にシェア拡大を狙う
国内では医療・介護の機能分担で介護サービス利用者増となる方向にある。なかでも在宅でのサービス利用者が増えるため、レンタル市場は今後も堅調な成長が見込まれる。また、新たに進出した医療用ベッドの市場も同社にとっては大きな成長余地がある。アジアでは中国市場が特に高い成長余地がある。高齢化の進行スピードが圧倒的であることが要因だ。同社は現地法人と代理店網とで販売している。同社の特長・強みである高機能と低価格の両立を武器として、国内外の市場で販売台数とシェアの拡大を追求する方針だ。

3. 2018年6月期は売上高の順調な拡大が続く。利益見通しは保守的な印象
2018年6月期について同社は、売上高5,800百万円(前期比14.4%増)、営業利益225百万円(同9.4%増)、経常利益335百万円(同22.2%減)と増収・営業増益ながら経常利益は減益を予想している。市場拡大の流れが続くなか、ヒット商品の出現もあり売上高は順調に伸長する見通し。利益については為替レートの円安進行を織り込み、経常利益段階では前期比減益の会社予想となっている。弊社では持分法による投資利益の拡大の可能性などに照らすと、経常利益も前期比増益となる可能性は十分にあると考えている。

■Key Points
・ベトナムの協力工場を2015年に持分法適用会社化。更なる連携強化で高品質と低価格を追求へ
・高齢化が急加速する中国に狙い。高機能と低価格を武器に高齢者施設への直接売り込みで販売を伸ばす
・新製品のヒットでレンタル向け市場のシェア拡大中。医療・施設向けでも早期の本格離陸を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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