＜注目銘柄＞＝クロスフォー、独自特許技術の宝石デザインで強み発揮

　ダイヤモンド加工の独自技術を用いてジュエリー、パーツを製造販売するクロスフォー<7810>に注目。同社が９月１２日発表した１８年７月期の連結業績は、売上高４７億２３００万円（前期比１２．２％増）、経常利益８億３１００万円（同４．８％増）を見込む。

　同社は独自の特許技術であるダイヤモンドに穴をあけることなく、常に振動させ続けることで、光を反射・拡散させて輝かせる宝石のセッティング方法「ダンシングストーン」を開発。これを利用した製品を中心に、国内では、積極的な広告宣伝活動を行い、一般消費者の「ダンシングストーン」に対する認知度向上に努め、新規ＯＥＭ販売先の開拓、定期的な新デザイン商品の市場投入を図っていく。

　一方、国外では子会社のクロスフォー香港が主体となり、香港で開催される宝飾品展示会への継続的な出展を行うとともに、欧州で開催される宝飾品展示会への新規出展も予定している。また、孫会社である歌思福珠宝（深セン）有限公司が主体となり、飛躍的な需要の伸びが期待される中国国内で開催される宝飾品展示会への出展を行い、中国のジュエリーメーカーに対する営業を積極化する。

　株価は、９月１５日の安値１００３円を底に反発に転じ、５日には８月３１日につけた高値１２８３円を上回ってきた。今後も好業績を織り込みながらのジリ高歩調が期待できそうだ。（朱）

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）