3Dマトリックス Research Memo(9):現預金の水準が高く、借入枠も十分に継続、資金繰りに不安なし
■財務状況等及びリスク要因
(1)財務状況
スリー・ディー・マトリックス<7777>の2015年10月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比982百万円減少の5,826百万円となった。主な変動要因としては、現預金の減少で875百万円、たな卸資産で63百万円の減少となっている。
一方、負債は前期末比10百万円減少の417百万円となった。未払金が53百万円減少したことが主因となっている。また、純資産は四半期純損失の計上によって前期末比972百万円減の5,409百万円となった。
経営指標で見れば、自己資本比率で87.3%となっている。期間業績の損失計上が続いているものの、現預金の水準が4,000百万円を超えた水準となっており、各銀行からの借入枠も十分に継続していることから、当面は資金繰り等の不安はないものと判断される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《SF》
提供:フィスコ