セルシードが4連騰、テルモと細胞培養器材に関する取引基本契約を締結
セルシード<7776>が4連騰。14日の取引終了後、テルモ<4543>との細胞培養器材に関する取引基本契約の締結を決めたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。
同契約は昨年末にテルモが再生医療等製品にかかる保険適用決定を受けた「ハートシート」に含まれるセルシードの温度応答性細胞培養器材について、テルモの定めた特別仕様製品を安定的に提供することを目的とするもの。テルモが製造販売する「ハートシート」は、虚血性心疾患による重症心不全を対象とした製品で、患者の大腿部から筋肉組織を採取し、組織内に含まれる骨格筋芽細胞を培養してシート状にし、そのシートを患者の心臓表面に移植することで、重症心不全の病態改善が期待できる。また、培養する細胞は患者自身から採取する自家細胞のため、拒絶反応がないことなども特徴としている。
なお、セルシードは、12年12月期にテルモとヒト骨格筋芽細胞シートの実用化を目指した基本合意を行い、これまで同件関連内容として申請していた一部特許については審査継続中だったが、審査期間が長期化し、テルモ「ハートシート」の今春からの販売にも影響を及ぼしかねないと判断したことから、現在審査中の特許についてはセルシードから取り下げるとしている。なお、16年12月期業績に与える影響は軽微としている。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
同契約は昨年末にテルモが再生医療等製品にかかる保険適用決定を受けた「ハートシート」に含まれるセルシードの温度応答性細胞培養器材について、テルモの定めた特別仕様製品を安定的に提供することを目的とするもの。テルモが製造販売する「ハートシート」は、虚血性心疾患による重症心不全を対象とした製品で、患者の大腿部から筋肉組織を採取し、組織内に含まれる骨格筋芽細胞を培養してシート状にし、そのシートを患者の心臓表面に移植することで、重症心不全の病態改善が期待できる。また、培養する細胞は患者自身から採取する自家細胞のため、拒絶反応がないことなども特徴としている。
なお、セルシードは、12年12月期にテルモとヒト骨格筋芽細胞シートの実用化を目指した基本合意を行い、これまで同件関連内容として申請していた一部特許については審査継続中だったが、審査期間が長期化し、テルモ「ハートシート」の今春からの販売にも影響を及ぼしかねないと判断したことから、現在審査中の特許についてはセルシードから取り下げるとしている。なお、16年12月期業績に与える影響は軽微としている。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)