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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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7613 シークス

東証P
1,553円
前日比
+5
+0.32%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.7 0.82 3.09 13.54
時価総額 783億円
決算発表予定日

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サカタインクス Research Memo(2):120年の歴史の中で培われた開発力、信頼性、品質力が強み


■会社概要

サカタインクス<4633>は1896年創業以来120年の歴史を誇り、日本で3位、北米で3位、そして世界で4位規模の印刷インキメーカーである。120年の歴史の中で培われた環境配慮型の高機能・高付加価値製品の開発力、製品の高い信頼性・品質力を強みとしている。

1896年個人商店(阪田インキ製造所)として大阪市で創業、新聞インキの製造・販売を開始した。1911年日本で初めて亜麻仁油製印刷インキ用ワニスの工業化に成功、1920年株式会社組織に改組、1961年大阪証券取引所市場第2部に上場、1962年大阪証券取引所市場第1部に指定替え、1987年商号をサカタインクス株式会社に改称、1988年東京証券取引所市場第1部に上場した。そして2016年11月に創業120年を迎える。

日本・アジア・北米・欧州市場向けに新聞インキ、オフセットインキ、フレキソインキ、グラビアインキ、メタルインキなどを製造・販売する印刷インキ事業を主力として、日本市場向けに印刷製版用材料・関連機器を仕入・販売する印刷用機材事業、日本・アジア・北米・欧州市場向けにインクジェットインキ、カラートナー、モノクロトナー、カラーフィルタ用顔料分散液、機能性コーティング剤などを製造・販売する機能性材料事業、その他事業(日本市場向け化成品関連事業、ディスプレイ関連事業、色彩機材関連事業)を展開している。

2016年12月期第2四半期累計(2016年1月?6月)の売上高は75,305百万円で、セグメント別売上高(連結調整前)構成比は、印刷インキ・機材(日本)が34.2%、印刷インキ(アジア)が18.2%、印刷インキ(北米)が27.1%、印刷インキ(欧州)が5.1%、機能性材料が6.0%、その他が9.5%だった。

営業利益は4,952百万円で、セグメント別営業利益(連結調整前)構成比は、印刷インキ・機材(日本)が22.1%、印刷インキ(アジア)が34.6%、印刷インキ(北米)が30.0%、印刷インキ(欧州)が0.0%、機能性材料が8.1%、その他が5.3%だった。グローバル展開や高機能・高付加価値製品拡販によって、市場拡大余地の大きい印刷インキ(アジア)と印刷インキ(北米)が収益柱に成長している。

なお東洋インキ製造(株)(現東洋インキSCホールディングス<4634>)と、1999年に生産・ロジスティックス・デジタル関連事業及び国際事業に関する業務提携に合意し、2000年には資本提携に合意した。現在、東洋インキSCホールディングスは同社の第1位株主となっている。

2016年12月期第2四半期末のグループ企業は同社、連結子会社23社、及び持分法適用関連会社6社で構成され、日本及び海外合わせて17の国と地域に展開している。同社から分離独立した電子部品輸出入・EMS事業のシークス<7613>は持分法適用関連会社である。また2016年12月期第2四半期末の資本金は7,472百万円、自己株式を除く発行済株式数は60,507,953株である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)

《HN》

 提供:フィスコ

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