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秋に向けたテーマ株「カジノ関連銘柄」を再点検=向後 はるみ


日銀のETF買い入れが下支えとして意識される中、目立った相場の柱が見当たらない。
そこで、9月に召集予定の臨時国会に向け、幕間つなぎで物色される可能性のある「カジノ関連銘柄」を再点検する。

8月9日には、小池百合子都知事は8日のNHKのインタビューで、統合型リゾート(IR)推進法案に関して、「オリンピック・パラリンピックがあるが、恒常的に海外からのお客様を増やすべきだ。東京にさらに魅力をつけるため、あってもいいと思う」と述べたと伝わり、カジノ関連銘柄が物色された。小池氏は国際観光産業振興議員連盟(IR議連)にも名を連ねていた統合型リゾート推進派である。

実際にカジノの誘致が日本において可能か否か。その議論は大いにあるものの、臨時国会が近づくにつれ、このようなニュースが報じられることがあれば、短期資金は関連銘柄へ流入するだろう。

まずは、7月の都知事選時のカジノ関連銘柄への物色で、反応が大きかった銘柄からチェックしていく。

21日、22日に2営業日連続でストップ高をつけたのは、パチスロ周辺機器のメダル計数機国内最大手のオーイズミ<6428>、カジノの決済システムを手掛けるテックファーム <3625>。
21日にストップ高をつけたのは、米国カジノ向けのシェアが大きい金銭関連機器の大手メーカーで、紙幣識別機や硬貨計数機等の貨幣処理機などを展開している日本金銭機械<6418>、パチスロ大手でフィリピンでのカジノリゾートを推進するユニバーサルエンターテインメント<6425>だ。
翌22日にはピーアークホールディングスや、パチスロ大手サミーを擁するセガサミーホールディングス<6460>が大株主に名を連ねるインターライフホールディングス <1418>がストップ高となった。


●その他カジノ関連銘柄
グローリー<6457>貨幣処理機国内トップシェア
ダイコク電機<6430>ホール向けコンピュータシステム最大手
アビックス<7836>商業用映像看板の開発・販売
CWE<7612>パチンコ・パチスロ機のゲームセンター用メダルゲーム機器転用事業
バンナムHLDG<7832>ゲーム、娯楽施設等総合エンタメ企業
コナミホールディングス<9766>カジノ機を米国・豪に販売
空港施設 <8864>羽田、伊丹など全国13空港で施設運営
ヒビノ<2469>業界最大級の機材設備。映像・音響設備が主力
セコム <9735>日本初の警備保障会社で警備業トップ
ALSOK<2331>警備サービス2位

カジノ関連に限ったことではないが、テーマ関連銘柄に物色の矛先が向かう時には、新たな情報とともに、前回関連銘柄が賑わった際に、どこに真っ先に資金が向かったのかを意識することも投資効率向上の一助となろう。



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フィスコリサーチレポーター
向後はるみ

《NH》

 提供:フィスコ

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