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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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7611 ハイデイ日高

東証P
2,677円
前日比
-65
-2.37%
PTS
2,736.1円
23:00 04/25
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
29.0 4.05 1.34 9.87
時価総額 1,021億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 再浮上へツメを研ぐ!投信・外国人買いがマグマ起爆剤に


「再浮上へツメを研ぐ!投信・外国人買いがマグマ起爆剤に」

●相場軟化の謎を解くカギ、2つの高値

 東京市場、残念ながら雲行きがあやしくなってきている。日経平均株価は12日に2万2994円の高値をつけて以降、小幅に下げ続けてしまった。

 さほどの下げではない。こう思いたいところだが、NYダウ平均が上昇を続ける中での続落であり、気味が悪いのは否定できない。

 なぜ、こんな動きに…。謎を解くカギは、12日につけた高値2万2994円にある。実はこの価格は、12月1日の高値でもあるのだ。当日(1日)も日経平均は2万3000円を突破しそうに見えて、その直前の2万2994円で止まってしまったのだ。

 なぜ、2万2994円? 数字に特別な意味はない。しかし、2万3000円にあと一歩という水準。ここに意味がある。

 2万3000円台では11月9日に2万3382円という高値をつけた。当日は1992年1月以来、25年10ヵ月ぶりにフシ目となる2万3000円大台を突破したのだ。約26年ぶりのことが実現したのであり、これはもちろん滅多にあることではないため、いまはその後遺症に見舞われていると見るべき状況ということになる。

 ただ、NY市場の強さに比べてしまうと、東京市場の脆弱さが際立つ形になっているのは明らか。そのため、このまま回復できないのではないか。こんな見方になってしまうのも止むを得ない。

●2万3000円クリアは“遅くとも年明け”

 しかし、東京市場は必ずしもNYダウに連動高する必要はない。独自に動けばいいのだが、実際問題として向こうが上がればこちらも上がる。これが正常な姿だ。

 この点、今後修正されるのか? 「される」と見てよい状況だ。相場は記録的な上昇を演じると、必ず調整を入れるものであり、その後、再浮上には手間取るものの、しばらくすると上値抵抗線をクリアする。

 この観点から日経平均を見ると、次なる上昇のためのエネルギーを貯め込んでいる最中ということになる。

 では、そのエネルギーはどこからくるのか。期待が持てるのは、投資信託の設定増と資金潤沢な外国人投資家たちの継続買いだ。いまはこれらが縮小するどころか、拡大が見込める状況にあり、早ければ年内に、遅くとも年明けにはそれによって2万3000円クリアが見られるだろう。

 いまはそれに備えて準備をしておきたいところ。そのターゲットとしては、まずはオーソドックス銘柄では日本マクドナルドホールディングス <2702> [JQ]、収益が上向きに転じる鳥貴族 <3193> 、工業用耐磨耗、耐熱セラミックスに強いニッカトー <5367> 、収益低迷を経営努力により何とか乗り切る方向にあるユニー・ファミリーマートホールディングス <8028> も現在水準なら安全度は高い。

 最寄り駅前に店舗があるので私も時々行くことがあるハイデイ日高 <7611> も高値圏ながらなお投資魅力ありだ。週末株価が小幅に下げたカゴメ <2811> も、ここで拾っておけば押し目買いになる。

 新興銘柄にも目を向けておくと、航空機リースに強いジャパンインベストメントアドバイザー <7172> [東証M]が魅力的だ。

2017年12月15日 記

株探ニュース

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