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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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7611 ハイデイ日高

東証P
2,781円
前日比
-95
-3.30%
PTS
2,786円
14:59 04/16
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
30.2 4.21 1.29 10.40
時価総額 1,061億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 活路切り拓く、成長期待の“材料内包”銘柄


「活路切り拓く、成長期待の“材料内包”銘柄」

●東京市場に影を落とすアップル株低迷

 日経平均株価の2万円固めがうまくいかない。6月に入って2回それにチャレンジ、6月19日から月末にかけて成功したかに見えたが、この原稿を書いている時点では2万円台を割り込んだままだ。

 原因となっているのは、北朝鮮リスク、原油先物価格安、そしてもう一つ忘れてならないのがNASDAQ市場の下落だ。

 北朝鮮リスクや原油先物価格安は市場注視の関心事であり、常時その変動が話題になり続けているのに対し、NASDAQ市場のそれは2、3番手扱いになっているのが実際だ。

 ところがその間、同指標は下落基調を辿り、特に6月26日以降、その速度は加速されてしまっている。

 背景にあるのは、アップル、Amazon、そしてグーグルの持ち株会社であるアルファベット、この3大人気銘柄の失速だ。

 これらの中でもっとも動きが重いのがアップル株。他2社は再起の兆しを見せているのに対し、米国市場で最大時価総額を誇るアップル株が低空飛行を続けているのだ。

 それが日本株にどう影響しているのか。ハイテク株の足を引っ張っている。こう見てよい。そして、ハイテク株が上がらなければ他分野株も上がりにくいのが東京市場である。

 その結果としていまは自動車、ハイテクなどの主力株だけでなく、頼りの中小型株も日々騰勢を失いつつある。

●市場の底流を見極める

 しかし、ここで忘れてならないのは、前回取り上げたRIZAPグループ <2928> [札証A]銘柄が軒並み値を飛ばしたように、今後の成長が予見される銘柄にはちゃんと買いが入っているという事実だ。

 RIZAPグループ関連銘柄に限らない。少々以前のことになるが、すでに当欄で取り上げたコシダカホールディングス <2157> も、最近は“止まらない、止まらない”の動きになっている。「カラオケ本舗まねきねこ」の運営が順調なのに加え、女性専用フィットネスクラブ「カーブス」の好調も続いているからだ。

 そういえば、最近取り上げた大幸薬品 <4574> も値を飛ばしている最中だ。「正露丸」の新製品が好評だからと見てよい。

 こんな状況を考えると、市場は分かりやすい材料とそれを生み出すベースとなる業績が現在好調なら、その会社の株を買ってくる。こう見てよいため、次のような銘柄に注目だ。

 まずはパナソニック <6752> だ。白モノ家電販売の好調に加え、美容家電も好調だ。しかし、株価はリチウムイオン電池を提供している米テスラ株が急落したのを受けて下げてしまった。それでも下値支持線近くまで下げているため、そろそろ買い場と見る。

 ソニー <6758> も魅力的な水準にある。7月7日には下値支持線だった4200円を一瞬割り込み、4196円の安値があったものの、その後戻って一時4250円を付けた。

 下げたところを待ち伏せして買った向きがあるということになる。参考にしたい。

 夏になるとどうしても食べたくなる食品がある。冷し中華だ。で、私は早速近くにある「日高家」に食べに行ってみた。特にずば抜けておいしいというわけではなかったが、十分満足して店を出た。同店を運営しているのはハイデイ日高 <7611> 。株も期待が持てる。

 九州中部、北部の今回の洪水被害。私は数ヵ月前に邪馬台国があったとされる福岡県朝倉市へ行ったばかりだったため、同市をはじめとする被災地域の惨状を報じる映像に呆然としてしまったが、今後の復興を考えると、九電工 <1959> 、旭化成 <3407> などによる尽力に期待せざるを得ない。株ももっと上がってよい。

 最後に東証2部のアドバンテッジリスクマネジメント <8769> [東証2]を。ストレス多き時代だけに、この会社のビジネスは成長を続ける可能性が高い。

2017年7月7日 記

株探ニュース

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