イデアインター Research Memo(8):タツミプランニングやパスポートとのシナジー効果に期待
■中期計画と成長戦略
(5)グループシナジーの追求
イデアインターナショナル<3140>はRIZAPグループの傘下企業として、他のグループ企業とのシナジー効果の追求も重要な成長戦略の一つに位置付けている。直近ではオリジナルのゴルフ・ギアのデザインや美顔器のデザインを手掛けるなどの実績を積み重ねてきている。
今後期待されるのは、注文住宅・リフォームを手掛ける(株)タツミプラニングや、雑貨小売チェーンのパスポート<7577>とのコラボレーションだ。すでに水面下では様々な可能性が検討されており、2017年6月期中に具体化しそうな案件もあるとみられる。一方で本格的な収益貢献が期待できる規模に育つには、相応の時間を要するともみられる。今期の収益予想及び2016年新中期経営計画の業績計画には、グループ企業とのシナジー効果は織り込まれておらず、今後具体化してくればプラスアルファの要因として働くと期待される。今後の推移を見守りたいと考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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提供:フィスコ