<動意株・28日>(大引け)=ネットワン、Bマインド、愛三工など(その1)
ネットワンシステムズ<7518>=続急伸。27日の取引終了後に発表した21年3月期の連結業績で経常利益は前の期比11.1%増の182億800万円に伸びて着地。続く22年3月期は前期比20.8%増の220億円と3期連続で過去最高益を更新する見通しとなり、これが好材料視されている。前期業績はGIGAスクール案件の獲得が収益拡大に大きく貢献した。今期は法人向けでデジタル化、セキュリティー強化、クラウド活用、働き方改革のビジネスを拡大するほか、全国的に更新需要が高まる自治体情報セキュリティー案件の獲得に注力する構えだ。GIGAスクール案件は剥落を想定している。業績好調に伴い、前期の年間配当を48円から64円(前の期は45円)に増額し、今期も前期比8円増の72円に増配する方針としたことも好感されている。
ブロードマインド<7343>=急速人気。同社は3月26日に東証マザーズ市場に新規上場した直近IPO銘柄で、個人や法人を対象に保険代理店や金融商品仲介、住宅ローン代理ビジネスなどを手掛けている。公開価格810円に対し1566円の初値をつけた後は上値の重い展開となり4月に入ってから下値模索の動きが続いていた。しかし、株価が初値水準から500円以上の下げとなる1000円近辺まで下押したことで値ごろ感も意識されていた。そうしたなか、27日に金融市場AIに特化したサービスを展開するAlpacaJapan(東京都千代田区)と業務提携契約を締結したことを発表、これを手掛かり材料に投資マネーが集中した。
愛三工業<7283>=急反騰で年初来高値更新。27日の取引終了後に発表した21年3月期の連結経常利益は前の期比27.4%減の49億8600万円になったが、従来予想の33億円を大幅に上回って着地。続く22年3月期は前期比2.0倍の100億円に拡大する見通しとなったことが好感されている。今期は自動車市場の回復が追い風になるものの、原材料・半導体などの部品供給リスク懸念から、売上高はコロナ前の水準に届かない見込み。ただ、コスト低減を徹底することで採算は大きく改善し、経常利益は15年3月期以来の利益水準に復帰する計画だ。併せて、前期の年間配当を16円から18円(前の期は20円)に増額し、今期も前期比9円増の27円に増配する方針とした。配当利回りは3.5%前後に上昇しており、これも好材料視されている。
ブロードマインド<7343>=急速人気。同社は3月26日に東証マザーズ市場に新規上場した直近IPO銘柄で、個人や法人を対象に保険代理店や金融商品仲介、住宅ローン代理ビジネスなどを手掛けている。公開価格810円に対し1566円の初値をつけた後は上値の重い展開となり4月に入ってから下値模索の動きが続いていた。しかし、株価が初値水準から500円以上の下げとなる1000円近辺まで下押したことで値ごろ感も意識されていた。そうしたなか、27日に金融市場AIに特化したサービスを展開するAlpacaJapan(東京都千代田区)と業務提携契約を締結したことを発表、これを手掛かり材料に投資マネーが集中した。
愛三工業<7283>=急反騰で年初来高値更新。27日の取引終了後に発表した21年3月期の連結経常利益は前の期比27.4%減の49億8600万円になったが、従来予想の33億円を大幅に上回って着地。続く22年3月期は前期比2.0倍の100億円に拡大する見通しとなったことが好感されている。今期は自動車市場の回復が追い風になるものの、原材料・半導体などの部品供給リスク懸念から、売上高はコロナ前の水準に届かない見込み。ただ、コスト低減を徹底することで採算は大きく改善し、経常利益は15年3月期以来の利益水準に復帰する計画だ。併せて、前期の年間配当を16円から18円(前の期は20円)に増額し、今期も前期比9円増の27円に増配する方針とした。配当利回りは3.5%前後に上昇しており、これも好材料視されている。