信用
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)のみができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

7514 ヒマラヤ

東証S
915円
前日比
0
0.00%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
14.5 0.68 2.84
時価総額 113億円
比較される銘柄
ゼビオHD, 
アルペン, 
ハブ

銘柄ニュース

戻る
 

ヒマラヤ Research Memo(7):新業態の開発とEC事業の強化に注力し、多様な消費者ニーズを取り込む


■ヒマラヤ<7514>の今後の見通し

2. 市場環境の変化と取り組み施策について
スポーツ用品小売業界は2020年東京オリンピック・パラリンピック向けて市場の活性化が期待されるが、ネットショップや中古市場の拡大、異業種企業の参入等もあり、今後、競争が一段と激化すると見ている。こうしたなかで同社では、「出店地盤の強化と店舗の付加価値向上」「グループ戦略の再構築、新業態への取り組み」に取り組んでいる。

(1) 出店地盤の強化と店舗の付加価値向上
出店戦略に関しては引き続きドミナント戦略に基づき、既存店の地盤を強化しつつ店舗網を拡大していく戦略に変わりない。2017年8月期の出店計画としては5店舗で、上期に既に出店を完了しているが、下期以降も条件にかなう物件が出てくれば出店を検討していく考えだ。新規出店のうちリブレ豊田元宮店は店舗面積で1,500 坪を超え、岐阜本店と並ぶ大型旗艦店としてその動向が注目される。一方で、2017年8月期は不採算店舗を中心にグループで20店舗の閉店を実施する予定となっている。大量閉店による収益へのプラス効果は2018年8月期以降、顕在化してくるものと予想される。

店舗の付加価値向上施策としては、メーカーとタイアップしたスポーツイベントの開催や、店舗でのトレーニングイベントの開催など体験する場を提供していくことで集客力を高め、また、足型測定器、ガット張機、刺繍機などの店舗内設備の充実によって顧客サービスを向上することにより、固定客を取り込んでいく戦略だ。

(2) グループ戦略の再構築、新業態への取り組み
消費者ニーズの多様化に対応するため、同社では新業態の開発に取り組んでいる。2017年3月にカジュアル業態で2店舗を出店し、新たな顧客層の取り込みを進めている。

新業態については当面は、立上げ費用等が先行するため収益の足かせ要因となる可能性はあるが、今後の持続的な成長を図る上においては、重要なカギを握ることになると考えられ、その動向が注目される。なお、既存のヒマラヤのスポーツ量販店業態についてはマス市場の顧客層を引き続きターゲットとしていくほか、B&D については学生を主な顧客層とし、サッカーや競技スポーツなどの専門店としての強みをさらに伸ばしていく考えだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均