信用
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)のみができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

7514 ヒマラヤ

東証S
909円
前日比
-4
-0.44%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
14.4 0.68 2.86
時価総額 112億円
比較される銘柄
ゼビオHD, 
アルペン, 
ハブ

銘柄ニュース

戻る
 

ヒマラヤ Research Memo(4):アウトドア用品は好調持続も、主力の一般スポーツ用品が伸び悩む


■ヒマラヤ<7514>の業績動向

2. 商品別売上動向
2017年8月期第1四半期の商品別売上動向について見ると、主力の一般スポーツ用品は前年同期比0.1%減の10,856百万円、計画比でも5.3%未達と低調な動きとなった。バドミントン、卓球など一部のカテゴリーはオリンピック・パラリンピック効果もあって好調に推移したが、気温低下の遅れにより秋物衣料全般が低迷したほか、サッカー、野球等のチームスポーツ用品の動きが弱かったことなどが伸び悩む要因となった。サッカー用品については、ニューモデルのサッカースパイクの動きが好調だったものの、気温の影響もあってアパレルが全般的に低調となった。販売が苦戦した防寒衣料については早期クリアランスを実施するなど在庫コントロールに努め、ランニング関連でも低価格志向が強まるなかでスポーツシューズの価格帯が相対的に高く推移しており、新製品のプロパー販売が苦戦したことなどが売上総利益率の低下要因となった。

ゴルフ用品は前年同期比1.3%増の2,908百万円となった。 ゴルフクラブについては人気ブランドの新製品発売の裏年であったことや、価格競争が継続するなど厳しい環境だったものの、ゴルフウェアや雑貨類の品揃え、提案を強化したことで増収を維持した。アウトドア用品に関しては前年同期比21.6%増の1,690百万円と2ケタ増収となり、計画比でも16.6%増と好調に推移した。天候に恵まれたこともありキャンプ用品が好調に推移したほか、アウトドアウェアがタウンユースを中心に堅調に推移した。スキー・スノーボード用品については、シーズン前の動きではあるが前年同期比1.9%減の480百万円となった。

なお、EC事業については引き続き前年同期比で高い成長を継続しており、売上高に占める構成比では10%前後の水準までになっている。

3. 出店状況
2017年8月期第1四半期の出店数は、ヒマラヤで5店舗となり、また閉店はヒマラヤで3店舗、B&Dで1店舗となった。この結果、総店舗数は前期末比で1店舗増の156店舗となり、総売場面積は同1.9%増の283,241平方メートルに拡大した。ヒマラヤの閉店のうち、2店舗(豊田店、ゴルフ豊田店)については、リブレ豊田元宮店として統合・増床オープンを実施したものとなっている。

新規出店した店舗については、おおむね計画通りの売上げ状況となっており、特に、山口県については県内の販売シェアトップというブランド力の高さを反映して、オープン以降好調な売上げを継続している。同様に、岐阜本店に続く大型旗艦店として統合・増床オープンしたリブレ豊田元宮店についても非常に好調で、統合前の2店舗合計売上げを上回る推移となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均