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7513 コジマ

東証P
816円
前日比
-7
-0.85%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
21.0 1.00 1.72 0.42
時価総額 636億円
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2月株主優待を狙え! 配当プラス優待で高利回り確保の厳選7銘柄 <株探トップ特集>


―権利取りが本格化する前の今が仕込みのチャンス、合算利回り3%超の妙味株―

 株主優待の権利確定を来月に控えた2月の優待銘柄への注目度が高まりつつある。今月に入ってから優待内容を変更する企業も出てきており、個人投資家の関心を集めている。直近では14日にクリエイト・レストランツ・ホールディングス <3387> が20年2月期の第3四半期決算とともに、株主優待制度の拡充と株式分割を実施すると発表。これを受けて翌日の株価は前日比10%超の大幅高を演じ、実質的な上場来高値を大きく塗り替えた。こうしたなか、今回は2月株主優待の権利取りの動きが本格化する前に、株主優待と配当金を合算した利回りが高水準で投資妙味の高い銘柄を探った。

●苦戦目立つなかで増収増益をキープした優待銘柄に注目

 2月の株主優待実施銘柄は、決算期が2月と8月の企業が大半を占める。これらの企業を含む9-11月期の決算発表が先週までに出そろった。小売業では天候不順やコスト増加などが重荷になった企業が見られたほか、米中貿易摩擦の影響を受けた安川電機 <6506> を中心に製造業も苦戦を強いられ、全体の半数を超える企業が前年同期比で経常減益となった。今回はこのような逆風下でも増収増益を確保した企業に注目。2月に株主優待と配当を獲得でき、業績成長を背景にキャピタルゲインも見込める銘柄を紹介していく。

 以下では、2月を株主優待の権利確定月とする152銘柄(1月20日現在)を対象に、株主優待と配当を合算した利回り(トータル利回り)が3%を超え、かつ足もとの業績が好調で株主優待と配当の減額リスクが少ないとみられる銘柄をリストアップした。なお、株主優待や配当を手に入れる条件となる“権利付き最終日”は権利確定日の「2営業日前」となる。権利確定日が2月末の場合、26日に株式を保有している必要がある。

※併記した「トータル利回り」「最低投資金額」は1月20日現在の優待品、配当、株価から算出。トータル利回りは今期予想ベース。

【ビックカメラ】 トータル利回り:3.85% 最低投資金額:12万9800円

 ビックカメラ <3048> は毎年2月末と8月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、ビックカメラ、ソフマップ、コジマ <7513> で利用できる買い物券を、保有株数に応じて年間3000円から5万円相当を贈呈する。長期保有特典があり、継続保有期間が1年以上2年未満で1000円相当、2年以上で2000円相当の買い物券が追加される。10日に発表した20年8月期の第1四半期(9-11月期)業績は、消費増税前の駆け込み需要を追い風に大型家電などの販売が大きく伸び、経常利益ベースで前年同期比44.9%増の48億1400万円と好調なスタートを切っている。

【吉野家HD】 トータル利回り:3.04% 最低投資金額:26万3300円

 吉野家ホールディングス <9861> の株主優待品は1枚300円分の食事券で、100株以上1000株未満保有の場合、2月末と8月末の基準日にそれぞれ10枚ずつ、年間6000円分がもらえる。配当も2月と8月の年2回の実施とし、20年2月期末は10円を実施する予定になっている。業績は牛丼新サイズ「超特盛」などのヒットで絶好調にあり、第3四半期(3-11月)決算発表と同時に通期業績予想を大幅上方修正したが、計画値が市場予想に届かなかったことで株価は急落した。同社の優待品は人気が高く、株主優待を狙う投資家にとっては押し目買いの好機とみる向きもありそうだ。

【コメダHD】 トータル利回り:3.17% 最低投資金額:22万3900円

 名古屋発祥の喫茶店「コメダ珈琲店」をチェーン展開するコメダホールディングス <3543> の株主優待は、毎年2月末と8月末時点で100株以上を保有する株主を対象とし、自社店舗で利用できる電子マネー 「KOMECA」に1000円分を付与する。また、議決権を行使すると謝礼として更に電子マネー500円分がもらえる制度もある。20年2月期の配当は中間期(8月)に25円、期末(2月)に26円の合計51円を実施する計画だ。業績面では16年6月の上場以来、四半期ベースの増収経常増益が続いている。

【アレンザHD】 トータル利回り:3.48% 最低投資金額:10万3500円

 続いて紹介するのは、ホームセンター 「ダイユーエイト」「タイム」、ペットショップ「アミーゴ」などを運営するアレンザホールディングス <3546> 。昨年4月にバローホールディングス <9956> の傘下に入り、ホームセンター事業を統合した。20年2月期は子会社となったホームセンターバローの業績上積みで経常利益は前期比5.1倍の35億円に急拡大を見込む。株主優待は毎年2月末時点で100株以上を保有する株主に対し、保有株数に応じて1000円から1万円分のJCBギフト券を贈呈する。今期の年間配当は26円で期末にあたる2月は13円を配当する方針だ。

【あさひ】 トータル利回り:4.19% 最低投資金額:13万3800円

 自転車店「サイクルベースあさひ」を全国展開するあさひ <3333> は100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて4000円から4万円の買い物券を贈呈する。株主優待と配当の権利確定日は2月20日で、今年の権利獲得には2月18日に株式を保有していることが条件となる。100株保有の場合、4000円の買い物券と1600円の配当金が一括で獲得できる。足もとの業績は好調で第3四半期時点の経常利益は47億4300万円と通期計画43億円をすでに超えている。12年2月期に記録した過去最高益44億9600万円の8年ぶり更新にも期待がかかる。

【イオンモール】 トータル利回り:3.44% 最低投資金額:20万3500円

 イオン <8267> のショッピングセンター開発子会社であるイオンモール <8905> は株主優待に選択制を採用している。優待品はイオンギフトカード、カタログギフト、カーボンオフセットサービスのいずれか一つで、毎年2月末に100株以上を保有する株主に対し、保有株数に応じて3000円から1万円相当を贈呈する。長期保有制度があり、1000株以上を3年以上継続保有すると2000円から1万円分のイオンギフトカードが追加でもらえる。20年2月期は中国とアセアンで展開する海外事業の拡大を背景に、10期連続の経常最高益、4期連続の増配を計画。期末配当は20円実施する方針としている。

【東京個別】 トータル利回り:5.85% 最低投資金額:7万100円

 個別指導塾を直営展開する東京個別指導学院 <4745> の株主優待は、毎年2月末に100株以上を保有する株主を対象に、カタログ掲載商品(食品や図書カードなど)の中から希望の品を贈呈するというもの。20年2月期の年間配当は前期と同額の26円を見込む。配当性向は73%と高水準であり、株主への利益還元に積極姿勢をみせる。なお、株価は700円台と最低投資金額10万円以内で購入できることも注目ポイントだ。

※トータル利回りは19年のカタログ掲載商品の1つである図書カード1500円分から算出。

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