今週の「妙味株」一本釣り！ ─ ディスコ

●ディスコ <6146> 　【目標株価】2万3000円（9日終値2万0110円）

「業績の強さ背景に上昇基調継続へ」

　ディスコ <6146> はさらなる上値追いが期待できそうだ。5月10日に第1四半期（4-6月）業績予想を営業利益で116億円から123億円（前年同期比78％増）へ上方修正したが、為替前提が1ドル＝105円と保守的なままであり、上振れの公算大。同時に発表した第2四半期累計（4-9月）予想は同213億円（同43％増）だが、7-9月が前四半期比で大幅減益になるとの予想は、足もとの受注状況を考慮するとこれも保守的といえる。

　株価は6月7日に2万円を突破するなど上昇基調を強めているが、収益モメンタムの強さを背景に上昇基調の継続が期待できる。

●ビックカメラ <3048> 　【目標株価】1500円（9日終値1163円）

「独自の増益要因を背景に営業最高益更新見込む」

　ビックカメラ <3048> は今が狙い目だ。17年8月期上期業績は、免税売り上げの反動減が長引いたことや、ポイントアップクーポンの管理コストが想定以上に増加したことを背景に従来計画を下回った。ただ、下期は免税売り上げの回復などが見込まれるほか、今夏も国内は猛暑が予想されるため、エアコンなど白物家電の駆け込み需要にも期待がかかる。通期営業利益目標230億円は達成されそうだ。

　今後は、高利益率の自主企画商品の拡大が業績を牽引することが見込まれる。また、9月には連結子会社コジマ <7513> との共同物流センターが完成する予定で、長期的なコスト削減が増益要因の下支えとなりそうだ。

　株価は7日に年初来高値1238円をつけ、その後一服しているものの中期上昇トレンドは継続しており、一段の上値余地がある。

株探ニュース