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7502 プラザホールディングス

東証S
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プラザクリエイト Research Memo(4):2017年3月期はプリント事業で客単価の低下が進み、回復の足が鈍る


■業績動向

プラザクリエイト<7502>の2017年3月期決算は、売上高21,991百万円(前期比4.7%増)、営業利益105百万円(前期は139百万円の損失)、経常損失175百万円(前期は563百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失46百万円(前期は832百万円の損失)と、増収・営業利益黒字転換で着地した。

事前予想との比較では、売上高はほぼ予想どおりだったものの営業利益は400百万円の予想に対して294百万円未達だった。そのため経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益については黒字転換には至らなかった。

プリント事業は売上高9,533百万円(前期比4.3%減)、セグメント経常損失569百万円(前期は794百万円の損失)で着地した。直営既存店売上高は、全店ベースが前年比95.1%、フォト&モアショップが同96.8%と前期を下回った。「なんでもダビング」サービスの売上高が前期比53%と大きく落ち込んだことが響き、Tシャツ、トートバッグといった新アイテム投入効果が打ち消された形となった。

フォト&モア化の効果は依然として高く、特に客数ベースではしっかりと改装前に比べて効果を出しているもようだ。フォト&モア化後2年目、3年目に入った店舗も依然として集客力を維持できているとみられる。そうしたなかでフォト&モアの既存店売上高が前年割れとなった大きな要因は、客単価の低下だ。デジタルカメラからスマートフォンへの移行が進んだ結果、来店1回当たりのプリント枚数が3分の1以下に激減したことが影響した。

利益面では、新事業のファーストラボの展開に関連して先行的に費用(約30百万円)発生したほか、Cimpressとの合弁解消に伴い、代替提携工場の立ち上げ費用(約50百万円)も発生した。またシンプレスジャパン(株)からの持分法投資損失284百万円も営業外費用に計上された。その結果セグメント経常損失は569百万円となった。

モバイル事業は売上高12,446百万円(前期比13.4%増)、経常利益396百万円(同63.3%増)で着地した。売上高は2017年3月末の保有回線数が1年前に比べて133%増加したことを反映して継続契約手数料が増加した。また新規出店が13店に達し増収要因となった。利益面では継続契約手数料の増加によってストック型ビジネスモデルの特性が強調される形で、新規出店費用を吸収して前期比大幅増益となった。

その他事業はチャペル事業を第1四半期に事業譲渡したため、売上高・経常損失ともに前期比大幅に縮小した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《TN》

 提供:フィスコ

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