【杉村富生の短期相場観測】 ─ 2016~2018年の相場展望?
「2016~2018年の相場展望?」
●イヌ笑う18年には「失われた20年」克服!
来年のことを言うと、オニが笑う、という。しかし、筆者は3年先(2018年)のことまで考えている。いわゆる、2016~2018年の相場展望である。
十干十二支の兜町縁起考では未(ヒツジ)辛抱、申酉(サル、トリ騒ぐ)、戌(イヌ)笑う!と言われている。実際、2015年のヒツジは7~9月、ひたすら忍耐を余儀なくされた。だが、2016年のサル、2017年のトリ(日本の国鳥はキジ)はにぎやかな2年間(株式市場は活況)になろう。
そして、2018年はイヌが笑う、ニンマリである。ここは安倍晋三首相の最終年になる。サル、トリ、イヌといえば桃太郎のオニ退治だ。6年にわたるアベノミクスと異次元の金融緩和が功を奏し、日本再生→失われた20年が克服されているだろう。日経平均株価は3万円大台を超えている、と思われる。
したがって、目先の相場のアヤに一喜一憂する必要はない。トレンドは“上向き”である。マーケットには追い風が吹いている。為替は2016年には1ドル=130円の水準があると判断する。
●物色テーマ&活躍株を探る!
物色テーマ&活躍株については2016年分のメーン10項目、サブ22項目をピックアップしている。すべてを紹介できないが、順次掲載できれば……と考えている。まず、取り上げるべきなのは自動運転セクターだろう。ZMPの上場が秒読み(2016年2月?)となっている。
この関連ではパイオニア <6773> 、アイサンテク <4667> [JQ]、アートSHD <3663> [東証2]、ネクスG <6634> [JQ]、ベリサーブ <3724> などに注目できる。
さらに、電子カルテのトプコン <7732> 、エアバッグの日本プラスト <7291> [東証2]、航空機部品の放電精密 <6469> [JQ]、センサーの日セラ <6929> 、超大型新薬を有する小野薬 <4528> は筆者の2016年の年間銘柄である。
2015年11月18日 記
株探ニュース