貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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7267 ホンダ

東証P
1,789.5円
前日比
+25.0
+1.42%
PTS
1,784.7円
19:32 04/24
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
9.0 0.72 3.24 23.08
時価総額 94,486億円
比較される銘柄
トヨタ, 
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来週の株式相場に向けて=快走「SUBARU」に続く銘柄を探せ

 日経平均株価は9日、2万8200円台を回復した。この背景にあるのは、やはり米国要因だ。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長を筆頭に、米国からはFRB高官からのタカ派発言が相次ぐ。しかし、そのなかでNYダウやナスダック指数は反発基調となった。これは一つには、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%利上げの確率が8割近くに達しており、市場は「3回連続の0.75%利上げを織り込みつつある」(アナリスト)ことだ。もう一つは、またぞろ浮上している米国のソフトランディング期待だ。

 例えば、7日発表の地区連銀経済報告(ベージュブック)では9地区のインフレの度合いが落ち着いてきた、との報告が出ており、インフレ懸念のピークアウト期待が相場を押し上げた格好だ。

 とはいえ、もちろん最大の焦点は来週13日に発表される米8月消費者物価指数(CPI)だ。更に20~21日のFOMCが続く。この2大ハードルをうまく乗り切れるか。相場は来週以降、正念場を迎える。 

 そんななか、日経平均株価は米国など海外に比べても底堅く、2万8000円台に切り返している。「東京市場は円安メリットが相場を押し上げている」(市場関係者)という。なかでも市場の関心を集めているのがSUBARU<7270>の値動きだ。同社株は6月につけた2611円の年初来高値を8日に更新し、この日も続伸した。SUBARUの国内生産比率は6割強と高く、海外での販売比率は8割強。1ドル=145円近辺まで進んだ円安メリットを享受できる、とみられている。同様に、三菱自動車工業<7211>やスズキ<7269>、ホンダ<7267>といった自動車株の値動きが良くなってきている。車載半導体の需給が改善してきている、との報道も追い風だ。

 更に、純粋に円安メリットを享受すると期待が高まっているのが、新型コロナの水際規制緩和の恩恵を受ける日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>、あるいはJR九州<9142>といったインバウンド関連銘柄だ。今後、同様に円安メリット株を探す動きは強まるだろう。

 来週は、米CPI以外では15日の米8月小売売上高が注目されそうだ。また、同日にニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に米9月ミシガン大学消費者マインド指数などが発表される。国内では12日に神戸物産<3038>が決算発表を行う。15日から18日に東京ゲームショウが開催される。13日にジャパニアス<9558>、16日にeWeLL<5038>がともに東証グロース市場に新規上場する。来週の日経平均株価の予想レンジは、2万7800~2万8500円前後。(岡里英幸)

出所:MINKABU PRESS

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