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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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7182 ゆうちょ銀行

東証P
1,577.0円
前日比
+14.5
+0.93%
PTS
1,575.8円
14:59 04/23
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
17.0 0.60 3.17 3.58
時価総額 57,050億円
比較される銘柄
日本郵政, 
かんぽ生命, 
三菱UFJ
決算発表予定日

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清水三津雄【郵政3社上場】緊急特集_03 /中長期でJR型の展開に期待

日本アジア証券 エクイティ・ストラテジスト 清水三津雄氏

 郵政グループ3社に対する投資家からの人気は高かった様子であり、株式上場には期待していいと思う。

 売り出し価格からみて低PBRである点や、2.5~3%台の高配当利回りであるバリュー株としての側面が魅力だろう。

 個人投資家に全体の8割近い株式が割り当てられているが、証券会社も幅広い投資家に買ってもらう姿勢をとっており、初めて株式投資をする層なども開拓されそうだ。

 日本郵政<6178>、かんぽ生命保険<7181>、ゆうちょ銀行<7182>の3社をセットで買いたいというニーズも強いが、実際には倍率の高さなどから3社をそろって買うことはできない投資家も多くなりそうだ。それだけに、セカンダリーでの買い需要に期待したい。

 上場日の寄り付き段階では、さほど売りは出てこない可能性もある。それなりに高く寄り付いて、それからじり高基調に入ることを期待している。

 日本郵政グループと同様の民営化企業の株式上場としては、JR東日本<9020>などJR3社が参考となるとみている。郵政グループも今後政府保有株の売却による民営化が進み、JRのような自由度を持てるようになれば、新たな事業も期待できる。JRが保有土地を有効活用し、鉄道事業から不動産事業を展開したようなことも想定できる。

 一方、もし日本郵政のIPO後の株価がさえなかった場合、個人投資家の投資意欲を減退させる要因にもなりそうだ。

<プロフィール>

1987年コスモ証券(現、岩井コスモ証券)入社。リテール・ホールセール営業、国内外の株式ディーラー・トレーダーを歴任し、投資調査部副部長。2014年11月日本アジア証券入社、現職。歯切れの良さと分かりやすい説明に加え、ピンポイントの銘柄分析に定評がある。「ラジオNIKKEI」「日経CNBC」「ストックボイス」にレギュラー出演。

編集企画:株経通信(株式会社みんかぶ)   【郵政3社上場】特集より

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