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7049識学

東証M
2,101円
前日比
-21
-0.99%
比較される銘柄
スカラ, 
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JBCCHD
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
107 13.57 2.78
時価総額 166億円

銘柄ニュース

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明日の株式相場に向けて=投資とトレードの違い

 きょう(24日)の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比34銭高の2万8875円と小幅反発。かろうじてプラス圏で着地したが反発と呼べるようなものではなく、TOPIXはわずかながらマイナスで引けている。いずれにしても前日と同じところで足踏みを繰り返したような1日だった。

 日経平均は前日終値をはさみ右往左往という展開で、特に弱気ムードが蔓延している感じではなかったが、どちらかといえば資金の流れは外に向かっている雰囲気、つまり引き潮の時間帯に入っている印象を受ける。これは東京五輪でコロナ変異株を輸入してしまうのではないかという警戒感、というのとも違う。何となく6月末にかけもう一波乱ありそうな、そんな雰囲気をマーケットは感じ取っているのか。売買代金は2兆円台を割り込んだ。

 個別材料株も朝方値を飛ばしていたパワー半導体やレーザー関連の人気株が軒並み荒い値動きとなっており、総じて目先的には利益確定売りを優先したがっているような値運びが目立つ。今月中旬から始まったIPOラッシュもここまでのところ、結果的に玉石混交の石の方が多くなっているイメージで、個人マネーも今一つ盛り上がりを欠いている。

 株価は人間の呼吸に通じたものがあり、上がれば下がるのは当然で、急ピッチで上がればそれに比例して肩で息をする回数も多くなる。タムラ製作所<6768>の急反落はそれを改めて認識させる。特に近年は先物だけではなく個別株についてもAI売買の影響が大きい。行き過ぎた銘柄については強力な売りプログラムが作動するケースも茶飯事だ。人気化すればするほど、投資家の参戦が活発化し反動の余地も大きくなる。AIはゴムの伸び切ったところで売りに転じる。また、貸株を調達しての売り圧力は読み切れない部分もあるが、常に用心が必要となる。バイオ関連やゲーム株などのボラティリティの高さは、外資系などを通じた空売りに絡む影響(踏み上げによる上昇圧力も含む)が大きい。

 中長期投資ではまた次元が異なり、株価は需給よりもファンダメンタルズに連動しやすくなる。収益の変化が伴えば、それはEPSが拡大することによって株価も押し上げられる理屈で、いったん築かれた土台は裏切ることなく株価を支える。それは日々の上げ下げのリズムとは関係がない。基本的に短期トレードと中長期投資は性質が異なる。

  半導体関連は米国株市場の動向、例えばフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の動向などにも左右されやすいが、当面はやや受け身の姿勢で比較的にまだ株価の出遅れているものに資金をシフトしておくところかもしれない。ラップ盤メーカーで パワー半導体ウエハー加工用設備の需要を取り込んでいる浜井産業<6131>の押し目は狙える。SiC向けなど次世代パワー半導体に絡む需要が今後本格化しそうだ。

 また、リターンリバーサルの観点では半導体製造装置半導体材料などのメーカー系ではなく、半導体商社あたりにも視点を広げてみたい。佐鳥電機<7420>はタムラからカーブアウトしたノベルクリスタルテクノロジーに出資していることで動意づいたが、業績も22年3月期は営業利益が前期比57%増の8億円、経常利益は同2倍の10億円を見込んでおり、PBRも0.4倍台であるだけに中長期スタンスでも買えそうだ。このほか、米アローエレクトロニクス<ARW>と合弁会社を展開し、米テキサスインスツルメンツ<TXN>などの外国製品取り扱いで強みを持つ丸文<7537>もマークしておきたい。

 半導体関連以外では、内需系で人材関連の一角を見直す動きがある。アフターコロナをにらんだ動きともいえるが、ここはひとひねりして、経営者向けに独自理論に基づいた経営コンサルティングを提供する識学<7049>に、やや日柄はかかるかもしれないが目を配っておきたい。22年2月期は営業利益段階で前期比約3倍の4億円を見込んでおり、株価は安値圏から出直りつつある。直近マザーズに上場したアイドマ・ホールディングス<7373>はきょうは急反落したものの、初値騰落率はプラス77.7%だった。同銘柄には識学1号ファンドから出資しており、さすがの目利きといえる。

 あすのスケジュールでは、6月の都区部消費者物価指数、5月の外食売上高など。また、マザーズ市場にステムセル研究所<7096>、日本電解<5759>が新規上場する。海外では、5月の米個人所得・消費支出、6月の米消費者態度指数(確報値)など。(銀)

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2021年06月24日 17時13分

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