信用
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7044 ピアラ

東証S
290円
前日比
-5
-1.69%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
20.7 3.78
時価総額 20.7億円
比較される銘柄
イード, 
ショーケース, 
アライドアキ
決算発表予定日

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ピアラ Research Memo(1):B&H及び食品領域にフォーカスした、KPI保証型のマーケティング支援サービス


■要約

ピアラ<7044>は、ビューティ&ヘルス(以下、B&H)及び食品市場にフォーカスし、ECを運営するクライアントに対して新規顧客獲得から顧客育成までのKPIを保証し、マーケティング効果を最大化する「マーケティングコミットカンパニー」を標榜している。蓄積されたビッグデータと独自ノウハウによって最適化したデジタルマーケティング施策やリアルマーケティング施策によりヒット商品を生み出し、顧客とのWin-Winな関係を構築することで成長を続けている。創業は2004年で、2018年12月に東証マザーズ市場に上場した。

1. 2019年12月期第2四半期累計業績
2019年12月期第2四半期累計(2019年1月-6月)の連結業績は、売上高で6,279百万円、営業利益で162百万円となった。前年同期との比較はないものの売上高、売上総利益は半期ベースで過去最高を更新し、期初会社計画比でも売上高で3.1%、営業利益で44.8%上回るなど好調に推移した。同社で手掛けるサプリメントやクレンジング商品等のヒットが売上増につながった。また、期初計画比で営業利益が上回ったのは、採用教育費や広告宣伝費、業務委託費などが当初計画を下回ったことが主因となっている。なお、2019年5月に中国メディア「ネットイースニュース」の正式日本総代理店NTP(株)と戦略的業務提携を発表しており、中国越境ECモール大手の「Kaola.com」などを通じて日本商品の販売を同年8月より開始している。

2. 2019年12月期業績見通し
2019年12月期の連結業績は、売上高で前期比20.7%増の12,775百万円、営業利益で同24.0%増の395百万円と期初計画を据え置いた。B&Hや食品分野の商品はヒットすると3年程度は人気が継続するため、下期も既存事業が好調を持続すると見込まれるほか、中国やタイ等の越境ECサービスの拡大などが要因だ。なお、2019年8月にはプロスポーツ選手のマネジメント業務等を行う(株)UDN SPORTSと業務提携し、モノ(オリジナル商品の開発販売)とコト(サッカー教室・大会等の企画)に関するプロデュース支援を行っていくことを発表している。

3. 成長戦略
今後の成長戦略として、デジタルマーケティングとの親和性が高いB&H及び食品分野に特化し、ビッグデータとAIの活用によるKPI保証事業の拡大(顧客数増×顧客単価の上昇)、越境ECを主軸としたグローバル展開(アジアを中心とした越境ECの拡大運用やKPI保証型マーケティングの推進)、独自データ&マーケティングテックによる新規事業の創出(ヘルステック関連事業)等に取り組んでいく方針となっている。同社がターゲットとするB&Hや食品領域は今後も安定成長が続く見込みであり、通販・EC企業のマーケティング支援において、KPI保証という独自のサービスによりヒット商品創出という結果を出し続けることで、今後も年率20%以上の売上の成長を目指していく。また、KPI保証サービスの成長を加速していく新たなサービスとして、「BEATMAKER(ビートメーカー)」にも注力していく。これは、B&H領域における顧客の商品開発段階からサポートして売れる商品づくりを行うことで、今後の成長としての取引高アップを狙うサービスになる。

■Key Points
・ビューティ&ヘルス(B&H)及び食品業界に特化したマーケティング支援企業で、成果にコミットするKPI保証サービスが特徴
・2019年12月期業績は、KPI保証サービスの好調と生産性向上により会社計画を上回る可能性が高い
・KPI保証サービスの強化と越境EC支援を主軸としたグローバル化推進、新規事業創出により、年率20%以上の高成長目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《YM》

 提供:フィスコ

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