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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6998 日本タングステン

東証S
1,283円
前日比
-21
-1.61%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.5 0.53 3.90 308
時価総額 66.2億円
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すご腕投資家さんに聞く「銘柄選び」の技 いってんがいさんの場合-2

500万円を7年で30倍に、分散した資産から始まった「勝負の集中投資」
登場する銘柄:ニホンフラッシュ <7820> 、イデアインターナショナル <3140> [JQG]、SDエンターテイメント <4650> [JQ]
筆者:福島 由恵
金融機関出身のフリーライター。株式、投資信託、不動産投資などを中心とした資産形成に関連する記事執筆を主に担当。相続、税金、ライフプラン関連も数多く執筆。

いってんがいいってんがいさん(50代・男性)
元公務員で現在は専業投資家。自宅の住宅ローン完済、子育てが一段落したタイミングで2011年に株式投資を本格的に開始。『会社四季報』、決算短信などの業績予想欄から割安成長株を探す投資手法でアベノミクス相場に乗り、2012年、14年には前年比2倍以上の好成績を達成。約7年で500万円を1.5億円に拡大させた。「いってんがい」は「資金を増やすにはある程度の集中投資が必要」という自身の投資スタンスを徹底するため命名した。

 いってんがいさんの記事の初回では、銘柄選択の具体的な考え方を紹介した。主にIPO(株式の新規公開)をしてから、およそ5年以内にあり、これまでの株価の動きが比較的地味でまだ脚光を浴びていない銘柄に着目。こうした銘柄を普段からリスト化しておき、『会社四季報』や決算短信が出たタイミングで売上高や純利益の伸びが目覚ましい成長企業を洗い出すという、割安成長株投資を軸としたやり方だ。
 今年4月に専業投資家に転身をしているものの、運用資産を大きく拡大させたのは公務員勤めの傍ら空き時間に投資をしていた時期が大部分を占める。実際、話を聞いてみると、その投資法は会社員でも実践しやすいやり方で、投資に向き合う姿勢も参考になる部分が多い。今回は、いってんがいさんのこれまでの投資の足どりを見てみよう。
「いってんがい」の名付け親になった資産を7倍に増やした銘柄
 「いってんがい」というハンドルネームを付けるきっかけとしたのは、2011年に個別株投資を本格的に始めた翌年、12年にマンション向けにドアや収納家具を提供するニホンフラッシュ <7820> を一点買いして、運用資産を7倍近く増やした成功体験からだ。ただし、こうした一見リスクが大きいと思える集中投資に踏み切れたのは、ベースの資産はしっかり分散投資を行い、リスクが集中しない環境を整えていたことが支えになっている。
■ニホンフラッシュの株価チャート(月足ベース)
ニホンフラッシュの株価チャートを入れる
 いってんがいさんは、11年の時点ではこれまでコツコツ貯めてきた1500万円の預貯金を保有していたが、この資金を株式投資に一極集中させず、3つの投資先に均等に配分。古くから分散投資の考え方の基本として言われている「財産3分法」を参考にして、株式、不動産、預貯金に500万円ずつ振り分けることにした。
 不動産では投資用不動産として中古マンション(1DK)をローンなしの現金で購入、預貯金は毎月入ってくる給料が日本円なので、為替差益や日本円より高い金利収入が期待できる外貨預金(ドル)に預け入れた。
 結果的に株式投資の部分で当初の500万円が1億5000万円にまで膨らんだので、現在は3つの資産への投資比率は均等でない。それでも株式と違う値動きが期待できる資産に分散していることで一定の安心感は維持できているという。投資用マンションからは毎月6万円の家賃収入があり、これも精神的な拠り所となっている。
 株式投資の話に戻すと、最初の大当たり銘柄であるニホンフラッシュを見つけたのは、第一回目で紹介したキャピタル・アセット・プランニング <3965> [東証2]、日本タングステン <6998> [東証2]を発掘したプロセスと同様だ。
※当該情報は、一般情報の提供を目的としたものであり、有価証券その他の金融商品に関する助言または推奨を行うものではありません。

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