日本アンテナ、前期最終を一転赤字に下方修正

した結果、523百万円を見込んでおります。(2)　減損損失当社が保有する一部の固定資産（ソフトウェア、工具器具備品等）に関して、収益性の低下による減損の兆候が認められたことから、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づく回収可能性を検討した結果、連結及び個別決算において、当該固定資産に関する減損損失を５百万円計上する見込みであります。(3)　投資有価証券評価損当社が保有する投資有価証券のうち、「その他有価証券」に区分されるものに関して、時価が著しく下落し、その回復が困難であると認められたものについては、連結及び個別決算において、投資有価証券評価損を４百万円計上する見込みであります。●繰延税金資産の取崩し過去の業績並びに当社を取巻く経営環境を踏まえた今後の業績見通しを総合的に勘案し、繰延税金資産の回収の可能性を慎重に検討した結果、連結及び個別決算において、繰延税金資産705百万円を取崩し、法人税等調整額に計上する見込みであります。●業績予想との差異の理由情報関連機器の売上高につきましては、第３四半期以降も新製品の販売や販路の拡大を積極的に行いましたが、テレビ用アンテナやケーブル等の家庭用機器におきまして、前回の業績予想公表時の想定を上回る厳しい事業環境が継続し、競争が激化したこともあり、大きく減収となりました。通信用アンテナの売上高につきましても、官需向けアンテナや通信事業者向け基地局アンテナの市況が弱含みに推移いたしました。また、関連工事においても、新築ビル内共聴工事が低調となりました。利益面につきましては、引き続きコストダウンに注力したものの、売上の減少による影響が大きく、また、特別損失の計上や繰延税金資産の取崩しを行ったため、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも、前回の業績予想値を大きく下回り、赤字となりました。●配当予想 配当予想につきましては、一株当たり21円の予想を据え置いております。●今後の対応当社の今後の対応といたしましては、抜本的な構造改革のもと、環境に左右されない強固な経営基盤を構築することを通じて、引き続き販売・生産体制の強化を図り、シェアの拡大と新しいマーケットの開拓を行うとともに、更なる効率化とコストダウンに努め、収益の改善に向けて邁進いたします。●業績予想の適切な利用に関する説明上記の業績予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績は市場の需要動向等様々な要因によって予想とは異なる結果となる可能性があります。