ヘリオステクノ Research Memo（11）：2017年3月期は5円増配の20円配を決定。2018年3月期も連続増

■株主還元

ヘリオス テクノ ホールディング<6927>は、株主還元は配当によることを基本としている。配当の水準に関して、公約配当等は定めていないが、過去の配当実績を見ると、安定的な配当を基本としながら業績が伸びた場合には増配で応えてきたことがわかる。

2017年3月期は前期比5円増配の20円配としている。同社は第2四半期決算時に通期予想を引き上げたが、配当予想については据え置いた。最終的に決算が修正予想を上回って着地したことを受け、前期比5円の増配を決定した。配当性向は31.4%となる。

2018年3月期については増収増益の業績予想を反映し、前期比5円増配の25円配の配当予想を公表している。予想一株当たり当期利益は66.53円であるため、配当性向は37.6%となる。前述のように同社は公約配当性向の定めはないが、株主還元への意識は高く、それが今期の増配予想に表れているといえる。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　浅川　裕之）

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