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2016年06月10日17時08分

ヘリオステクノ Research Memo(2):16/3期は2ケタの増収増益で着地


■2016年3月期決算の分析

ヘリオス テクノ ホールディング<6927>の2016年3月期決算は、売上高25,769百万円(前期比73.9%増)、営業利益1,182百万円(同38.8%増)、経常利益1,168百万円(同49.8%増)、当期純利益807百万円(同6.6%増)と大幅増収増益で着地した。同社は2016年2月5日(第3四半期決算発表時)に業績予想の修正を行ったが、ほぼその線での着地となった。なお、営業利益、経常利益と比較して、当期純利益の増益率が小さいのは、2016年3月期から法人税の負担が生じたことによる。

同社自身は持ち株会社であり、傘下に事業会社を抱えている。事業セグメントと事業会社がそれぞれ1対1対応しているので理解しやすい。フェニックス電機(株)とその子会社(株)ルクスがランプ事業セグメント、(株)日本技術センターが検査装置事業セグメントと人材派遣事業セグメント、ナカンテクノ(株)が製造装置事業セグメント、という構成だ。

売上高をセグメント別に見ると、製造装置事業の売上高が前期比178.3%増の17,419百万円と大きく伸長したことが目立つ。これはプラント事業(中国向けの中古の液晶製造装置移設事業)で、売上高約11,700百万円の大型案件の計上があったためだ。このプラント案件は、利益率こそ低かったが利益額としては約200百万円の営業利益の計上につながった。また前期は、LCDパネル製造に用いる配向膜製造装置において、好採算案件の収益計上があった。これは同形式のモデルを4台まとめて納入する案件で、いわゆる習熟効果によって利益率が高くなり、営業利益が通常のケースと比べて約200百万円押し上げられた。これらの結果、製造装置事業の営業利益は前期比67.4%増の1,111百万円となった。

ランプ事業では、プロジェクター用ランプ、UV露光装置光源ユニット向けの紫外線露光用ランプの拡販に努めたが、結果的には前期を下回る結果となった。一般照明用ランプもLED球は伸びているもののハロゲン球の減少やLED工事売上げの計上遅れなどが響いて、セグメント売上高は前期比6.9%減、営業利益は同29.0%減と減収減益となった。

検査装置事業では検査装置用光源装置の販売を展開したほか、従来からのUV露光装置光源ユニット(MLS)の拡販に努めた。しかしながら、UV露光装置光源ユニットが前期比20.6%減の966百万円にとどまったことから、セグメント売上高は同15.2%減の1,346百万円、営業利益は同30.4%減の136百万円となった。

人材サービス事業では技術者派遣と設計請負は安定した業績が継続している。労働者派遣は企業収益や雇用情勢改善を反映して派遣者数を伸ばしている状況だ。そうしたなか、セグメント売上高は前期比8.3%増の3,463百万円、営業利益は同7.4%減の125百万円となった。営業減益の理由は、採用コストの増加や、子会社の日本技術センターが製造派遣を手掛ける別の子会社(株)テクノ・プロバイダーを吸収したことに関する費用増加などが要因だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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