アルプス電が5日続落、第2四半期営業59%増益に大幅増額も地合い悪に押される
アルプス電気<6770>は5日続落、テクニカル的にも25日移動平均線を大きく下放れ調整色を強めている。同社は28日取引終了後、16年3月期の第2四半期連結業績予想の修正を発表。売上高を3780億円から3940億円(前年同期比11.4%増)へ、営業利益を240億円から310億円(同58.8%増)へ、最終利益を200億円から255億円(同96.7%増)へ、それぞれ大幅に増額した。為替が想定より円安基調で推移したことで輸出採算が改善したほか、車載市場向けやスマートフォン市場向け電子部品が会社側想定を上回って推移したことが売上高および利益を押し上げている。ただ、足もとの好調な業績は株価に織り込まれており、中国スマホ市場の減速などに対する懸念もあって見切り売りが続いている。
アルプス電の株価は9時34分現在3240円(▼145円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
アルプス電の株価は9時34分現在3240円(▼145円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)