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あす「スーパーマリオラン」公開、“任天堂関連”に再脚光の時 <株探トップ特集>


―新ゲーム機やマリオテーマパークなど話題豊富で人気再燃に期待―

 スマホゲーム「ポケモンGO」フィーバーにより、今年7月19日に株価が3万2700円まで上値を追った任天堂 <7974> は、関連銘柄にも人気が波及し今夏の株式市場を活性化したことは記憶に新しい。その任天堂については、新たなスマホゲームの配信、新型ゲーム機、テーマーパークの建設など、ここへ来てさまざまな取り組みが続々と発表され話題となっている。これらの詳細が表面化すれば、任天堂関連銘柄物色の再燃が期待できそうだ。

 ポケモンやNianticと開発したスマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」は7月22日から配信を開始、その後1ヵ月の最多ダウンロード数など5つがギネス世界記録に認定されるなど、社会現象ともいえる人気となり、任天堂と取引関係のある関連企業も株価が急騰した。この「ポケモンGO」については新たなポケモンが追加されるアップデートが行わたことから今後も人気が継続することが予想される。

●151ヵ国・地域配信開始「スーパーマリオラン」は予約2000万人突破

 スマホゲームについては、12月15日からiPhoneとiPadのアップル製端末で「スパーマリオラン」の配信が開始、来年には「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」の発売も控えており、これらに絡んで関連企業も再度話題になることが予想される。

 151の国と地域のApp Storeで配信が開始される「スーパーマリオラン」だが、マリオのゲームがスマホやタブレット向けで配信されるのは初のケースで、既に通知予約が10月の時点で2000万人を突破したことも報じられている。現状ではアンドロイド端末での配信は予定されていないことから、iPhoneやiPadの買い替えや新規購入の需要を少なからず喚起することが予想され、KDDI <9433> やNTTドコモ <9437> 、ソフトバンクグループ <9984> の大手携帯キャリアには恩恵享受が期待される。

●「Nintendo Switch」年明け全容判明で任天堂関連株の人気再燃期待

 加えて来年年明け以降関心が高まりそうなのが新型ゲーム機「Nintendo Switch」の動向。「Nintendo Switch」は据え置き型ゲーム機と携帯ゲーム機の両方の機能を兼ね備えた全く新しいコンセプトのゲーム機で、「来年1月13日開催の『Nintendo Switch プレゼンテーション 2017』で詳細を明らかにする」(総務部広報グループ)予定。新型ハードの部品を供給する企業は不明ながら、ホシデン <6804> やメガチップス <6875> 、ミツミ電機 <6767> 、田淵電機 <6624> などが過去に納入実績がある。ゲーム機向けプリント配線板を手掛けるシライ電子工業 <6658> [JQ]も関連銘柄として人気化しており、新型ハードの発売日など詳細が明らかになれば再度思惑人気が高まるかも知れない。

●「マリオテーマパーク」建設でも恩恵波及へ

 その一方で、米ユニバーサル・パークス&リゾーツと提携し、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市)や米国のユニバーサル・スタジオ2ヵ所を含む国内外の計3拠点でマリオのテーマパークを建設することも発表されている。

 マリオのテーマパークは、マリオやその仲間たちと出会い、ハテナブロックやパワーアップアイテムなどのアイテムを目の当たりにし、巨大なパックンフラワーが急に動き出すような、任天堂ゲームならではの楽しく独特な世界が実体験できるという。国内ではユニバーサル・スタジオ・ジャパンが12月12日付で投資額500億円超をかけて東京オリンピック開催前にオープンさせる計画を発表している。

 ちなみに14年7月にオープンした「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」は、京阪ホールディングス <9045> 経営の「ホテル京阪ユニバーサル・シティ」や「ホテル京阪ユニバーサル・タワー」、近鉄グループホールディング <9041> 経営の「ホテル近鉄ユニバーサル・シティ」の宿泊者増に貢献しており、周辺のホテルや飲食店などを含めて間接的な波及効果が期待されよう。

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