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【杉村富生の短期相場観測】 ─ 年末特有の荒っぽい値動きだが、懸念は無用!


「年末特有の荒っぽい値動きだが、懸念は無用!」

日経平均株価の上値のメドは?

 年末特有の荒っぽい値動きである。日経平均株価の445円安(6日)には驚いた。北朝鮮、中東情勢など地政学上のリスクに振り回されている。売り方(マクロヘッジファンド)が暗躍している面もあろう。しかし、こんなときこそ、逆に冷静に対応すべきだろう。

 すなわち、企業業績などファンダメンタルズは良好だ。アベノミクス景気の拡大期間はいざなぎ景気のそれを越えた。テクニカル的には1990年以来の長期下降トレンドが終焉、上昇トレンドに転換している。目先の株価の乱高下に一喜一憂する必要はない。そう、トレンドは継続する。

 日経平均の上値のメドについては2015年6月24日のPER16.6倍水準の2万5066円、NYダウ 並みのPER18.2倍水準の2万7482円などを設定できる。ちなみに、12月6日現在の日経平均の1株利益は1510円、1株純資産は1万7192円である。

 PBRに関していえば日経平均のPBRは1.29倍だが、NY市場は3.02倍、世界平均は2.15倍だ。仮に、世界平均まで買うと、3万6936円になる。まあ、PBRが上昇するにはROEのもう一段の改善が必要だが…。

●この局面で狙っておきたい銘柄は?

 ともあれ、2018年相場は今年以上に明るい展開になるだろう。再三指摘しているように、政治が安定し、日米関係が良好な局面では日経平均がNYダウの“絶対値”を上回っている。今回もそうなると思う。

 物色面ではまず、修羅場、土壇場、正念場の“3場”を経験、復活してきた企業に注目している。ペッパーフードサービス <3053> 、ゲオホールディングス <2681> は大成功だった。次はKIホールディングス <6747> [東証2]だろう。7年前のデータ偽装問題を乗り越え、1株利益は2018年9月期が58円(前期は49円)、2019年9月期が63円と急浮上に転じる。

 投資の時代を先取りというテーマではRIZAPグループ <2928> [札証A]、ノーリツ鋼機 <7744> 、Oak キャピタル <3113> [東証2]を取りあげてきた。Oak キャピタルは不発だったが、2018年は期待できるのではないか。

 IPOではやはり、サインポスト <3996> [東証M]だろう。札幌発のメディカルシステムネットワーク <4350> はM&Aをテコに全国制覇を狙う。このほか、ディジタルメディアプロフェッショナル <3652> [東証M]、ヨシムラ・フード・ホールディングス <2884> 、エヌエフ回路設計ブロック <6864> [JQ]などに注目できる。

2017年12月7日 記

株探ニュース

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