サン電子--3Q増収、エンターテインメント関連事業が増収増益
サン電子<6736>は31日、2018年3月期第3四半期(2017年4-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比18.5%増の194.22億円、営業損失が10.36億円(前年同期は0.43億円の損失)、経常損失が10.36億円(同1.63億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が9.63億円(同2.48億円の損失)だった。
モバイルデータソリューション事業の売上高は前年同期比22.4%増の107.13億円、セグメント損失は3.73億円(前年同期は3.42億円の利益)となった。売上高は、現地通貨ベースでは、モバイルライフサイクル事業が前年同期を下回ったが、デジタル・インテリジェンス事業が前年同期を上回ったため、増収となった。また、円ベースでは、換算レートが前年同期に比べて円安となったため、全体として増収となった。セグメント利益は、増収となったものの、販売人件費や研究開発費の増加等により、損失となった。
エンターテインメント関連事業の売上高は前年同期比18.1%増の73.81億円、セグメント利益は同45.0%増の7.30億円だった。遊技機メーカー向けの遊技機部品の販売が好調に推移したことにより、前年同期を上回り、増収増益となった。
2018年3月期通期の連結業績予想については、修正はなく売上高が前期比2.8%増の240.00億円、営業損失が15.00億円、経常損失が17.00億円、親会社株主に帰属する当期純損失が12.00億円のまま据え置いている。
《MW》
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