アクセル、今期経常を一転45％減益に下方修正、配当も5円減額

んこ遊技機」の年内撤去に向けた一時的な入れ替え需要が発生しましたが、入れ替え需要が一巡した第4四半期以降は反動減から特に厳しい状況が続いております。当社の市場規模（業績予想の前提）となるパチンコ・パチスロ機の年間販売台数につきましても、当初想定していた250万台を下回る可能性が高いものと分析しております。このような状況の中、主力製品であるパチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIにつきましては、現在までの販売状況及び期末までの顧客の需要動向を精査した結果、当初計画の96万個に対し、7万個減となる約89万個の販売にとどまる見通しとなりました。また、同市場向けのその他製品につきましても、主要顧客の需要動向の影響により、当初計画を下回る見通しなっております。このような状況を総合的に検討した結果、売上高につきましては当初計画比20.0％減となる8,000百万円（同 2,000百万円減）に修正することといたしました。売上総利益につきましては、売上高の減収に伴い当初計画比11.3％減の3,550百万円（同450百万円減）に、販売費及び一般管理費につきましては、主に足元の開発状況を鑑み研究開発費の支出時期の一部を見直したことにより、当初計画比6.8％減となる3,450百万円（同 250百万円減）に見直しました。以上により、営業利益100百万円（同 200百万円減）、経常利益120百万円（同 180百万円減）、当期純利益70百万円（同 130百万円減）に修正いたしました。なお、本業績予想には為替差益を中心に営業外利益20百万円を見込んでおります。本為替差益は、為替レート1ドル116.8円を前提としており、今後の為替レートによっては変動する可能性があります。

　当期の期末配当額につきましては、誠に遺憾ではありますが1株当たり5円を減額し5円に修正することといたしました。これは、本日公表しました平成29年3月期の業績予想の修正を加味したものです。平成29年3月期の年間配当額は1株当たり5円（配当性向80.0％）の計画となります。（株主還元方針）当社の株主還元方針は「株主の皆さまへの期間収益の還元」と「機動的な経営を可能にするための内部留保」の適正な水準を勘案し、株主の皆さまへの還元を最大化することです。本方針に基づき利益配当につきましては、当期純利益の50％を配当額とすること（配当性向50％）を原則といたします。配当性向50％で算定した配当額が前年配当額を下回る場合には、適正な内部留保の水準を確保したうえで、従前の配当水準を考慮し配当額を検討いたします。なお、内部留保資金につきましては、中長期的な成長戦略に基づき、主に研究開発や新たな事業展開への必要資金として活用し、継続的な企業価値向上に努めます。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績は、今後さまざまな要因によって予想数値と異なる可能性があります。