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6727 ワコム

東証P
580円
前日比
-16
-2.68%
PTS
584.1円
19:40 04/19
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
22.8 2.13 3.45 10.30
時価総額 882億円
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ワコム---3Q累計決算は前年同期比減収減益も、第3四半期は上半期の苦戦から回復傾向示す


ワコム<6727>は8日、2017年3月期第3四半期累計期間(16年4-12月)連結決算を発表。売上高が547.39億円(前年同期比10.1%減)、営業利益が6.26億円(同87.1%減)、経常利益が7.68億円(同84.3%減)、四半期純損失が0.99億円(前年同期は30.85億円の利益)だった。

ブランド製品事業では、円高や競争関係の変化、上半期に顕著だった製品サイクルの移行期の影響による需要の減少、及び一部新製品の市場投入の遅れなどにより売上高は前年同期を下回った。第3四半期(16年10-12月)には、プロフェッショナル市場におけるユーザーニーズの変化を先取りして市場でのリーダーシップを強化すべく、次世代ペン技術の搭載、3D機能、カラーマネジメント機能などを強化した次世代製品ラインを市場投入し、上半期の苦戦から回復傾向を示した。会社計画通り進むと、来年度は主力新製品について概ね第1四半期からフルラインナップでの売上効果が期待できる。

テクノロジーソリューション事業では、タブレット端末向けにアクティブES(Active Electrostatic)方式デジタルペンの量産拡大を進めるとともに、レノボ、ファーウェイ以外にもグーグルChromebook PCといった新規顧客の拡大に取り組んだ。さらにマイクロソフトとのウィンドウズ10搭載のタブレット向け標準ペンの開発や、デジタルペンの小型インクカートリッジ化と、自動生産にも取り組んだものの、円高の影響に加えて、サムスンのGalaxy Note7が品質問題により16年10月に生産中止となったことが、スマートフォン向けの業績に響いた。

なお同日、17年3月期通期の連結業績予想の修正を発表。売上高が前期比7.8%減の715.00億円、営業損失が5.00億円(前期は36.64億円の利益)、経常損失が6.50億円(同37.77億円の利益)、当期純損失が15.00億円(同23.10億円の利益)としている。直近におけるブランド製品事業の苦戦、テクノロジーソリューション事業の好調及び為替市場の動向を踏まえた想定為替レートの変更の円安影響を考慮した結果、売上高が前回の予想を上回る見通しのため。従来の通期計画の売上高は775.68億円だった。営業利益、経常利益及び当期純利益の修正はない。

《TN》

 提供:フィスコ

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