ＦＦＲＩが富士通ソーシアルサイエンスラボラトリとの業務提携を拡大

　ＦＦＲＩ<3692>がこの日の取引終了後、富士通<6702>子会社の富士通ソーシアルサイエンスラボラトリとの業務提携を拡大すると発表した。これまで両社は、標的型攻撃対策ソフトウエア「ＦＦＲ　ｙａｒａｉ」の販売に関し提携していたが、「ＦＦＲ　ｙａｒａｉ」の月額課金型マネージドサービスの販売に関しても契約を締結した。

　今回の提携拡大は、これまで導入が難しかったユーザー向けに製品を供給するのが狙い。これにより、ユーザーは「ＦＦＲ　ｙａｒａｉ」統合管理を手軽に活用でき、企業・組織内に「ＦＦＲ　ｙａｒａｉ」管理者や管理コンソールの配置が不要になるほか、１カ月単位の月額契約となるため、初期導入コストや運用管理コストを大幅に削減できるなどのメリットがある。また、インシデント発生時のマルウエア検体の解析なども国内の研究開発体制で迅速に対応できるため、スムーズな問題解決につながるとしている。なお、今回の提携拡大による１６年３月期業績への影響は軽微としている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）