信用
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)のみができる銘柄
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6697 テックポイント・インク

東証G
1,330円
前日比
+4
+0.30%
PTS対象外銘柄
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
時価総額 99.5億円
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【杉村富生の短期相場観測】 ─ イベント・リスクは避けるのがセオリー!


「イベント・リスクは避けるのがセオリー!」

●今回、政権交代はあり得ないが…

 基本的に個別物色の展開だろう。確かに、日経平均株価は2015年6月24日の戻り高値(2万0868円)を上回るとともに、1996年12月以来、21年ぶりの高値水準にある。しかし、日銀、GPIF以外に積極的な買い手が不足している状況に変わりはない。それに、イベント・リスクは避けよ!という。

 主軸株を攻めるのは10月22日の投開票の結果を見てからでも遅くない。もちろん、今回の選挙での政権交代はないだろう。希望の党と日本維新の会の獲得議席は42~74議席にとどまるだろう。

 共産党と立憲民主党の獲得議席は50~65議席と予想されている。両陣営とも過半数(衆院の定員は465、過半数は233議席)に届かない。希望の党は「政権奪取」と叫んでいるが、そもそも首相候補が不在だ。一方、与党(自民党、公明党)は294~305議席を得そうな勢いである。

●やはり、テーマ性を有する小物を攻める!

 とはいえ、選挙は水ものだ。投票箱のフタを開けるまでどう転ぶか、判らない。だからこそ、イベント・リスクは避けよ!と主張している。この局面で無理をする必要はない。したがって、引き続いてテーマ性を有する元気な小物を攻める作戦が有効と判断する。

 具体的には好業績・好需給の直近IPO銘柄のテックポイント・インク <6697> [東証M]、ロードスターキャピタル <3482> [東証M]、MS&Consulting <6555> [東証M]などが狙い目だろう。

 栄電子 <7567> [JQ]、シライ電子工業 <6658> [JQ]は「もうどうにも止まらない」状況になっているが、新規に仕掛けるにはちょっときつい。新しい銘柄ではフィンテック関連のクロスキャット <2307> [JQ]、片面多層プリント配線板の世界シェアトップの京写 <6837> [JQ]、53%出資の東京博善が東京23区に火葬システムを伴った葬祭場6ヵ所(東京23区には全部で9ヵ所しかない)を運営している廣済堂 <7868> はどうか。

 高齢化社会を迎え、亡くなる人は確実に増える。それなのに、東京には郊外5ヵ所を含め、“焼き場”は14ヵ所にすぎない。絶対的に不足している。しかし、新設は絶望的だ。そのように考えると、廣済堂のPER15倍、かつPBR0.46倍(1株純資産は972円)の水準は割安すぎる。

2017年10月12日 記

株探ニュース

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