貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6656 インスペック

東証S
957円
前日比
-24
-2.45%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
4.94 5.55
時価総額 38.4億円

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【杉村富生の短期相場観測】 ─ 最大のポイントはやはり、為替の動向!


「最大のポイントはやはり、為替の動向!」

●一気に1ドル=99円台に突入!

 秋相場を占うポイント(最大の焦点)はやはり、為替の動向にあろう。足元では円高が進行している。8月18日には1ドル=99円63銭まであった。FOMCの議事録を受け、市場関係者の間では「当面、利上げはない」との認識が広まっている。

 実際、アメリカの債券利回りは急低下、これがドル安・円高の背景にある。もちろん、2月11日(建国記念日)、5月3日(憲法記念日)と同様に、ヘッジファンドなど投機筋の円買い仕掛けがあろう。

 彼らは日本勢の参加が少ない休日を狙う。今回は8月11日の山の日が危ない、と思っていたが、正攻法的にお盆休み明けに介入してきた。山の日は知らなかったのだろうか。

 いずれにせよ、円高圧力が存在している状況下では気迷い感が強まるのはやむを得ない。ただ、現在(ここ数日)が円高のピークだろう。マーケットでは90円台の円高が定着する、とみる向きがあるようだが、筆者の見方は違う。

●自動運転セクターに妙味あり!

 タイミング、テクニカル的に早晩、円高は収束すると考えている。さらに、9月20日~21日の日銀金融政策決定会合では追加の金融緩和に踏み切るだろう。28.1兆円の景気対策の効果もある。

 それに、日銀のETF買いは7月29日に、3.3兆円→6兆円に増額されている。1回の買い入れ額は375億円が707億円になった。最近の為替市場は株安→円高、株高→円安のパターンになっている。そう、ETF買いは変則、為替介入といえないか。

 物色面では自動運転セクター に注目できる。8月31日~9月2日に、「ZMPフォーラム」が都内において、開催される。フォードが2021年までに完全自動運転車の量産を始める、とのニュースもあった。ザインエレクトロニクス <6769> [JQ]、アイサンテクノロジー <4667> [JQ]、ディー・エヌ・エー <2432> 、アートスパークホールディングス <3663> [東証2]は妙味あり、と判断する。

 このほか、個別ではディジタルメディアプロフェッショナル <3652> [東証M]、インスペック <6656> [東証M]、イオンファンタジー <4343> などが面白い。インスペックは受注が好調である。

2016年8月18日 記


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