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6634 ネクスグループ

東証S
133円
前日比
-6
-4.32%
PTS
137.7円
20:49 04/19
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
23.6 1.19
時価総額 36.3億円
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ネクスグループ Research Memo(5):2020年11月期第2四半期はIoT関連事業が伸長(1)


■業績動向

1. 2020年11月期第2四半期の決算概要
ネクスグループ<6634>は2020年7月14日付で2020年11月期第2四半期の連結業績を発表した。売上高は3,398百万円(前年同期比26.5%減)、営業損失は376百万円(前年同期は446百万円の損失)、経常損失は414百万円(同475百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は917百万円(同1,011百万円の損失)となった。売上高については、IoT関連事業が今般の新型コロナウイルス感染症対策として、在宅勤務などのテレワークの導入企業の増加に伴い、USBなど通信端末の販売が伸長している。一方で、インターネット旅行事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で申込数の減少とキャンセルが発生し、売上が減少している。また、ブランドリテールプラットフォーム事業は、オンライン(EC)事業が伸長したものの、店舗事業が3月以降の営業自粛要請による時短営業及び来店客数減少により売上が減少している。営業利益については、IoT関連事業の増収が収益改善に寄与したものの、インターネット旅行事業及びブランドリテールプラットフォーム事業の減収の影響で、前年同期比で損失幅は縮小したものの営業損失となった。また、親会社株主に帰属する四半期純損失には、投資有価証券評価損(204百万円)と関係会社株式売却損(146百万円)を含んでいる。

新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により景気減速が急速に強まるという事業環境において、同社では、ブランドリテールプラットフォーム事業の構造改革を推進中である。また、特にインターネット旅行事業は新型コロナウイルス感染症拡大による影響を大きく受けているものの、IoT関連事業についてはテレワーク等の進展がフォローの風となっていることから、注力を進めている。

同社では2020年4月に、eラーニングコンテンツの開発を行うクシム<2345>(旧アイスタディ(株))及び、その子会社でシステム開発会社の(株)エイム・ソフトとの間で業務提携を行った。この業務提携により、今般の新型コロナウイルス感染症対策として増加する、在宅勤務などのテレワークを導入する企業や、様々なサービスのオンライン化を検討する企業や学校教育機関などに対し、必要となる端末やネットワーク機器、ソフトウェア、セキュリティを合わせて販売するための共同マーケティングなどを推進する。

さらに、IoT関連事業における、次世代通信規格5G関連製品の開発及び、現在開発を進めているエッジAI端末「NCXX AI BOX」の開発スピードを上げ、早期のサービスインを目指している。

また、ネクスでは、今般の新型コロナウイルス感染症対策として増加する、在宅勤務などのテレワークに対応した追加サービスとして、USB型LTE/3Gデータ通信端末「UX302NC-R」に2段階認証機能を搭載した「セキュアアクセスパッケージ」を、(株)CAICAテクノロジーズと共同開発し、2020年6月にリリースしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹)

《YM》

 提供:フィスコ

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