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雨宮京子氏【日経平均2万円が再度“視界”に、ここからの戦略は】(1) <相場観特集>


―NYダウ大台乗せのなか高まるトランプ相場への警戒と期待―

 NYダウがついに2万ドル大台超えを果たし意気が上がる米国株市場。日経平均株価も2万円大台を視界に入れつつトランプ相場の第2幕を待ち望む展開にある。しかし、予想以上に保護主義的な政策方針を連発するトランプ大統領に対する警戒感も拭いきれず、週明け30日の東京株式市場は利益確定売りに押された。ここからの相場展開と戦略はどうあるべきか、相場の機微を知りつくした市場関係者3人に意見を聞いた。

●「全体はボックス圏往来、個別重視で乗り切る」

雨宮京子氏(経済ジャーナリスト)

 東京株式市場は、ひとことで言えば方向感の定まりにくい相場となっている。本来であれば下値に対しては日銀のETF買いなどのセーフティーネットが敷かれており、海外投資家の買い意欲も復活している現状は、買い方が有利な地合いに思えるところ。しかし一方で、メディアが囃(はや)すような“持たざるリスク”が前面に押し出されるような地合いでもなく、漠然と上値の重さを感じている投資家は多いはずだ。

 トランプ大統領の打ち出す「米国第一主義」は予想以上に強引な印象を受けざるを得ず、為替相場も今後政治的にドル高を牽制することが想定され、日本にとって風向きは必ずしも追い風とはいえない。また、本格化しつつある国内企業の第3四半期決算発表についても、為替の影響で確かに上振れ期待はあるものの、これはかなりの部分織り込まれており、市場の視点は既に来期に向いていることを認識しておく必要がある。仮に当該企業が今3月期の通期見通しを上方修正したとしても、発射台が高くなることで来期の業績変化率を鈍化させる要因ともなりかねず、場合によっては逆に売り材料となってしまうケースもある。

 したがって全体相場の強弱観もどっちつかずの展開で、往来圏をさまよう公算が大きい。当面は日経平均株価で上値1万9700円近辺、下値1万8700円前後の1000円幅のボックス圏を上下に漂う展開を想定している。

 こうなると物色対象も個別テーマを軸に有望株を探すスタンスが望ましい。まず、ソフトバンクグループ <9984> の動きに注目したい。米企業のスタートアップへの投資で米国の雇用創出に重きを置くトランプ大統領の懐にいち早く飛び込んだ格好となっており、機関投資家の立場でも外せない銘柄ではないか。また、ゆうちょ銀行 <7182> は中期的に投資妙味がある。カードローンが認可の方向にあることが追い風で、日本郵政 <6178> の売り出しも控え“国策に売りなし”の銘柄に位置づけられる。

 フィンテック関連のウェルネット <2428> も注目。同社は3月決算企業ではない。17年6月期業績は増額含みにあることはポイントとなろう。人工知能(AI)関連では直近、証券会社のターゲットプライス引き下げで急落したメタップス <6172> [東証M]は逆張り対象として面白い。また、リチウムイオン電池関連のダブル・スコープ <6619> は値動きが荒く、機動的な売買が必要だが、もみ合いが煮詰まっている時価近辺は狙い目とみる。最後に、今春に予想されるスギ・ヒノキ花粉飛散量は、東海から九州にかけて昨春の2倍から6倍になるとも予測されており、花粉症関連として小林製薬 <4967> を挙げておきたい。

(聞き手・中村潤一)

<プロフィール>(あめみや・きょうこ)
元カリスマ証券レディ。経済ジャーナリスト。AK企画代表。日興証券時代は全国トップの営業実績を持つ。ラジオ短波(現ラジオNIKKEI)、長野FM放送アナウンサー、『週刊エコノミスト』(毎日新聞社)記者、日経CNBCキャスター、テレビ東京マーケットレポーター、ストックボイスキャスターなどを経て現在に至る。

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