貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

6506 安川電機

東証P
5,980円
前日比
-116
-1.90%
PTS
5,997円
23:27 04/19
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
28.9 3.91 1.14 0.96
時価総額 15,948億円
比較される銘柄
ファナック, 
シンフォニア, 
ニデック

銘柄ニュース

戻る
 

【杉村富生の短期相場観測】 ─ トランプ政権によって浮かぶセクター、沈むセクター


「トランプ政権によって浮かぶセクター、沈むセクター」

●1歩進んで2歩下がる相場展開!

 全般相場は引き続いて“高値しぐれ”(高値圏でのもみ合い)状態となろう。三寒四温ならぬ、「四寒三温」である。1歩進んで2歩下がる、そんな感じだ。しかし、NY市場が元気なほか、企業業績が好調なだけに、大きく崩れることはない。まさに、“高値しぐれ”である。

 マーケットは相変わらず、ドナルド・トランプ大統領の言動に振り回されている。特に、ここ数日の「日本叩き」は執ようだ。日本の自動車市場にはアメリカ車に対する参入障壁がある、円安誘導はけしからん――などの批判は完全にマトはずれ(時代錯誤)であり、理不尽だ。ほとんどの日本人が「おかしいじゃないか」と思っているだろう。

 しかし、彼はそんなことは「百も承知」で発言している可能性がある。敵は本能寺(中国)にあり! そのための“前哨戦”とみれば納得できる。だが、本心だと、これは困る。「無知」(知性のかけらもない)と言うほかない。世界最強の国の大統領なのに。

●エゴイストの権力者とつき合うには…?

 まあ、トランプ政権とパイプが細い日本の前途は多難である。ともあれ、エゴイストの権力者とつき合うには逆らってはダメだ。ひたすら、おだて上げ、低姿勢で臨むに限る。すなわち、「お説ごもっとも」と。

 投資家としては浮かぶセクター、沈むセクターを冷徹に分析し、うまく対応するしかない。とりあえず、間違いなく浮上するのはアメリカの主力企業(サイバー空間、金融、エネルギー、製造業)だろう。具体的にはアマゾン・ドットコム、アルファベット、フェイスブック、インテル、エヌビディア、アプライド・マテリアルズ、アップル、ハリバートン、エマソンなど。

 フライトホールディングス <3753> [東証2]はアップルのスマホ向け電子決済サイービスを手掛けている。アライドアーキテクツ <6081> [東証M]はフェイスブックと関係が深い。日本サード・パーティ <2488> [JQ]はエヌビディアと提携している。

 一方、再三指摘しているように、トランプ政権の政策では生産現場でのFA化(AI、ロボット、IoTの導入)の流れが加速するだろう。これによってキーエンス <6861> 、ファナック <6954> 、安川電機 <6506> 、ナブテスコ <6268> などが潤う。

 半導体液晶有機EL製造装置関連のブイ・テクノロジー <7717> 、インスペック <6656> [東証M]、ローツェ <6323> なども浮上する。

2017年2月2日 記

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均