貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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6501 日立製作所

東証P
13,755円
前日比
-125
-0.90%
PTS
13,755円
22:39 04/18
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
24.0 2.41 2.32
時価総額 127,532億円
比較される銘柄
三菱電, 
パナHD, 
NEC
決算発表予定日

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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 上値抵抗2万1500円突破を目指す!


「上値抵抗2万1500円突破を目指す!」

●悪材料への耐性を増したマーケット

 株式市場、個別銘柄、ともにその強弱を知るのに大いに役立つのが、好悪材料への反応ぶりだ。

 たとえば、どう考えても株価が下げておかしくないのに上昇する。こうなったら当然、強い動きになる。逆に、上昇要因になりそうな好材料が出たのに、実際には下げてしまう。こうなると、もちろん弱い相場、株価ということになる。

 この原理(もしくは投資の常識?)を現在の東京市場に当てはめるとどうなるか。

 直近のネガティブ材料はもちろん、ホルムズ海峡近くのオマーン湾で13日に起きた日本の船舶を含む2隻の石油タンカー攻撃になる。幸い死者が出なかったとのことだが、タンカーは炎上、何者の攻撃か分からないだけに(ポンペオ米国務長官はイラン関与を主張)、危機感が募った。

 株式市場も通常なら大きく下げてもおかしくなかったのだが、意外なことに。米国市場ではNYダウNASDAQともに上昇、東京市場もこの原稿を書いている時点では反発している。

 こんな動きで分かるのは、

“市場はネガティブ材料に強くなっている”

 これになる。しかも、日本にマイナスのことが起きると大抵上昇する対ドルでの円相場は108円台前半で推移、107円台に入ったりはしなかった。

●狙うは中堅&小型の材料株

 だからといって、ここからどんどん上がるということではない。この点はお断りしておきたいが、ネガティブ材料に強いことは、当然、投資をしやすくしてくれるため、日経平均株価はここから目先の上蓋(上値抵抗線)となっている2万1500円の突破を目指すことになると見ている。

 そんな日経平均を担ぐ役割をするのは、トヨタ自動車 <7203> 、ソニー <6758> 、ソフトバンクグループ <9984> 、日立製作所 <6501> 、信越化学工業 <4063> 、三菱ケミカルホールディングス <4188> などになろうが、これらは機関投資家向け。

 個人投資家としてはもっと値動きの軽い、時価総額の小さな中堅&小型株を狙いたい。

 そこで注目は、アルミ二次合金で首位の大紀アルミニウム工業所 <5702> だ。国内だけでなく、東南アジア各国での展開が好調な上に、インドへも進出。将来を考えると株は引き続き期待が持てる。

 有名タレントたちのファンサイトを運営するエムアップ <3661> も、いつまでも沈みっぱなしは考えられない。電子チケット販売を手掛けているからだ。

 ダブル・スコープ <6619> にも注目だ。リチウムイオン電池用セパレータに強いものの、株価は5月20日以降失速、低迷が続いていたが、いまは戻り歩調。評価好転が見込める状況にある。

 企業向けビッグデータの生成、活用に強いダブルスタンダード <3925> も見直し買いの兆しが見えている。(ただ、同業のブレインパッド <3655> は下落が止まらず、手を出せる状況にはない)

 最後に電子カルテに強いソフトマックス <3671> [東証M]を。私の出身地、鹿児島に本拠を置く企業なので、多少甘い評価になっているかも知れない。(笑)

2019年6月14日 記

株探ニュース

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