貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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6479 ミネベアミツミ

東証P
2,951.0円
前日比
-21.0
-0.71%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
24.4 1.79 1.36 1.55
時価総額 12,603億円
比較される銘柄
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TDK, 
京セラ

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【杉村富生の短期相場観測】 ─ 政治が安定、日米関係が良好なときは株高!


「政治が安定、日米関係が良好なときは株高!」

●日経平均株価はフシ目を次々に突破!

 直近(9~10日)は荒れもようの展開だが、基本的にはすごい相場である。日経平均株価 は2万0868円、2万2666円などフシ目(正念場)を次々に突破している。売り方はほぼ全滅だろう。12月限の2万3500円のコールは9月下旬、10月初めには何と3円だった。それが9日には440円になった。株価が下がると、その2倍上昇(逆のケースは2倍下落)するNEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 <1357> [東証E]の買いは悲惨な状態になっている。

 現在、日経平均株価の1株利益は1495円(予想ベース)である。実績値は1353円だ。これは10.5%増益に相当する。ちなみに、3月末は1245円だった。1株利益は半年間に2割強増えている。これは円安効果に加え、内外の好景気、企業の経営努力のたまものだろう。

 なお、2015年6月24日(2万0868円)にはPER16.6倍、1996年6月26日(2万2666円)には同53.1倍まで買った。現在のPERは15.3倍だ。1495円をPER16.6倍に買うと、2万4817円、53.1倍に買うと、7万9385円になるが…。

●マーケットは3万8915円を意識!

 すでに、日経平均株価は史上最高値3万8915円(1989年12月29日)→バブル崩壊後の安値7054円(2009年3月10日)までの下落幅(3万1861円)の半値戻しをクリアした。テクニカル的には半値戻しは全値戻し!という。

 まあ、7万9385円は冗談としても3万8915円がバブル崩壊後28年目に、ようやく意識され始めたのは確かではないか。

 それに、政治の安定、日米関係が良好なときは株高というアノマリー(習性)がある。現状の日経平均株価はNYダウ にすっかり負けている(円・ドルを考慮しない“絶対値”)が、小泉政権下の2005年~2006年、自民党が総選挙で圧勝の2014年~2015年はNYダウを上回っていた。この再現(7日のNYダウは2万3563ドル)があろう。

 一方、物色面では先物主導であり、ド真ん中の主軸株が買われている。個人投資家にとってはやりづらい。しかし、これが相場というものだ。好き嫌いを言っている場合ではない。主軸株の本命はソニー <6758> 、対抗は任天堂 <7974> 、穴はミネベアミツミ <6479> と考えている。

 小物では青山財産ネットワークス <8929> [東証2]、ユニバーサルエンターテインメント <6425> [JQ]、ジェイリース <7187> [東証M]などに注目できる。

2017年11月9日 記

株探ニュース

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