ヒーハイスト---設備投資、直動機器のスマート生産体制の確立を目的として埼玉工場に無人工場棟を新設

ヒーハイスト<6433>は26日、直動機器の増産のために、「無人工場棟」を同社埼玉工場の敷地内に建設することを発表した。同社は、「スマート生産プロジェクト」の重点課題として、設備の維持更新を軸とした設備投資を検討してきた。

新設する無人工場棟は、延床面積693.65平方メートル、投資金額約2億円(生産設備、移動費用は含まない)、資金計画は自己資金、着工予定は2022年10月、完成予定は2023年3月としている。

デジタル化の進展で、半導体の需要は年々高まっていることや、自動化関連及び医療関連の需要が伸長しており、既存の工場は高稼働状態が続いているため、製品の供給に将来支障をきたす状況が予測される。また、コロナ後を見据えての設備投資計画において、既存工場が手狭になることも予測される。このようなことから、同社は直動機器のスマート生産体制の確立を目的として、埼玉工場に無人工場棟を新設し、省人化で24時間自動稼働を目指し、生産の増強を図るものとしている。直動機器の生産能力は、現行比30％増を見込んでいる。

《ST》

　提供：フィスコ