ダイコク電が年初来安値、１６年３月期営業利益１０億円への下方修正を嫌気

　ダイコク電機<6430>が５日ぶり反落、一時前日比８０円安の１５５１円まで売られ年初来安値を更新した。同社は２６日の取引終了後、１６年３月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を従来予想の６００億円から５３０億円（前期比１．９％減）へ、営業利益を２０億円から１０億円（同２９．８％減）へ、純利益を１４億円から５億５０００万円（同３７．１％減）へ下方修正、これを嫌気した。制御システム事業では、パチンコ関連部品が好調に推移しているが、パチスロ遊技機では、第２四半期に販売を予定していた２機種のうち１機種が下半期へずれ込み、１機種が来期以降へずれ込む見込み。下半期に予定されているパチンコ遊技機とパチスロ遊技機の自主規制の実施により、パチンコ業界全体への影響も懸念される。

ダイコク電の株価は９時５１分現在１５５７円（▼７４円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）