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6409キトー

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キトー Research Memo(3):バイセンフェルス買収により、チェーンメーカーとしてのプレゼンスが高まる


■会社概要

(4)特色及び強み

キトー<6409>の最大の特色でもあり強みであるのは、部品も含めて60%以上を内製化していることである。特に最も重要な部品の1つである「鎖」を内製しており、これが安全性の点で顧客から高い信頼を得ている。ほとんどの同業他社は、多くの部品を外部から調達して「組み立て」を行っているだけの場合が多い。また2014年8月に米国のチェーン製造大手であるピアレス(米国)を買収したが、これに加えて2016年2月にはイタリアのバイセンフェルス(チェーン及び関連製品が主要事業)を子会社化したことにより、同社グループのチェーン(鎖)メーカーとしての強さは一段と高まったと言えるだろう。

製品ラインアップが豊富なことも同社の強みである。例えば同じチェーンブロックでも定格荷重は言うに及ばず、電動・手動、高速巻き上げタイプなどの規格の製品が数多くそろっている。これによって顧客は自身の工場及び現場に最適な搬送システムを構築することが可能となる。

また国内外に多くの販売子会社及び代理店、さらにはサービスショップを有していることから、顧客に対して細かなビフォアサービス、アフターサービスを提供できるのも同社の強みである。今後は、国内で培ったサービスノウハウを海外市場でも生かし、海外市場でのシェア拡大を目指している。その一環として、2016年5月には豪州のPWBA(ホイストの販売会社)を子会社化し、豪州でのホイスト製品の販売網を強化している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《TN》

 提供:フィスコ

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