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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6378 木村化工機

東証S
742円
前日比
+2
+0.27%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.6 0.89 2.02 85.06
時価総額 153億円
比較される銘柄
IHI, 
日立造, 
化工機
決算発表予定日

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<動意株・8日>(大引け)=木村化工機、コーセル、東洋炭素など

 木村化工機<6378>=大幅高し、年初来高値更新。原子力規制委員会が13日に開く定例会合で、東京電力柏崎刈羽原子力発電所6、7号機の再稼働の前提となる安全審査を「合格」とする見通しが強まっていることから、原発関連として物色人気が高まっているようだ。同委員会が6日に開催した定例会で適格性を否定する意見が出なかったことから、事実上の合格証である「審査書案」の了承が最終判断される見通し。再稼働には地元の同意が必要で、時期などは不透明だが、東電の原発が新基準に合格する見通しになったのは初めてであり、木村化工にとってポジティブなニュースとして受け止められているようだ。

 コーセル<6905>=前場引けに掛けて上げ幅を急拡大。午前11時頃に発表した第1四半期(5月21日~8月20日)連結決算が、売上高63億9600万円(前年同期比25.5%増)、営業利益11億5300万円(同75.9%増)、純利益8億2300万円(同71.2%増)と大幅増益で着地したことが好感されている。国内で半導体製造装置や工作機械などの需要が堅調に推移していることを受けて、ユニット電源、オンボード電源とも好調に推移しており、新製品投入も寄与した。また、北米や欧州、中国でも需要が拡大した。

 東洋炭素<5310>は大幅高で3日続伸。同社は8月9日に、17年12月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を310億円から325億円(前期比0.1%増)へ、営業利益を15億円から19億円(同2.9倍)へ、最終利益を15億円から16億円(同5.6倍)へそれぞれ増額している。この通期業績の上方修正が継続的に評価されているようだ。売上高では、エレクトロニクス分野向けにカーボンブラシの需要が回復したことや、想定に比べて為替レートが円安に推移したことが貢献した。営業利益では、売上高の増加に加え、固定費削減などの構造改革の取り組みが一段と進展したことが寄与している。

 アカツキ<3932>=大幅反発。同社は7日の取引終了後、東京証券取引所の承認を得て、9月14日付で東証マザーズから東証1部へ市場変更することになったと発表しており、TOPIX連動ファンドなどによる買い需要発生を先取りする形で買いが入っている。 同社は、スマートフォン向けゲームを開発・運営するモバイルゲーム事業が主力で、バンダイナムコエンターテインメント(東京都港区)との協業による「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」などが代表作。18年3月期業績予想は未開示としており、第1四半期(4~6月)連結業績は、売上高44億5400万円(前年同期比2.4倍)、経常利益22億3700万円(同3.1倍)だった。

 菊水電子工業<6912>=大幅高で3連騰。同社は電子計測器および電源機器を製造、耐電圧試験器や直流安定化電源で実績を持っている。自動運転分野や電気自動車(EV)向けに耐電圧試験器の需要が旺盛なほか、リチウムイオン電池の評価試験では充放電システムコントローラーを手掛けるなど、同関連銘柄としてマーケットの注目を集めている。依然としてPBR0.7倍台で株価指標面からも割安感がある。

 タツタ電線<5809>=5日ぶり反発。日本では欧米と比べ電線の地中化で大きく出遅れており、景観や防災面からインフラ整備の重要課題として政府は積極的に取り組む構えをみせている。また、東京では2020年の東京五輪開催を控えていることもあり、小池都知事の肝いりで今後無電柱化が推進されていく公算が大きい。その際に電線も従来品から高付加価値品への代替が見込まれ、電線メーカーには追い風が強まる。そのほか、同社は電磁波シールドを手掛けていることで、電磁パルス(EMP)攻撃に対する有事関連としての切り口も注目されている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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