貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6357 三精テクノロジーズ

東証S
1,208円
前日比
-7
-0.58%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
11.2 0.57 3.31 279
時価総額 234億円
決算発表予定日

銘柄ニュース

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<動意株・5日>(大引け)=キャンバス、不二サッシ、日本通信など

 キャンバス<4575>=後場ストップ高。この日、米ステムライン・セラピューティクス社へライセンス導出した抗がん剤候補化合物「CBS9106(ステムラインにおける開発コード「SL-801」)について、現在シカゴで開催されている米国臨床癌学会(ASCO)年次会議でポスター発表が行われ、従来の発表に追加情報があったとしたことが好材料視されているようだ。CANBASによると、先日公表された抄録では今年1月6日までに組み入れられた31症例について記載されていたが、今回のポスター発表ではそれ以降に組入れられたものも含め35症例が掲載されたという。また、現在まで、予測管理可能な安全性・忍容性プロファイルを示しているほか、既治療歴の多い多数の症例で腫瘍縮小を含む病勢安定を達成したとしており、2018年のうちにさらなるアップデート情報公表を予定しているとあり、開発の着実な進捗が確認できたと見られている。

 不二サッシ<5940>=ストップ高で、年初来高値を更新。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)はきょう、同社子会社の不二ライトメタルが産業技術総合研究所との共同研究で、医療機器向けにマグネシウム合金部材の成形技術を開発したと発表。これが材料視されているようだ。マグネシウムは人体に必須な元素で、人の体内で安定的に分解・吸収される特性を持つため、この技術を用いて医療機器部材の適用されることで、体内に埋め込んだ機器による炎症リスクなどを抑えた低侵襲性治療と、患者の生活の質の向上に大きく貢献することが期待されている。

 日本通信<9424>=連日の急騰。同社が5月末に複数の地銀と共同で、フィンテックプラットフォームの実証実験をすると発表したことが物色人気化の発端。同実験は金融庁の「Fintech実証実験ハブ」の支援案件に決まったこともあり、国策追い風との思惑が投機資金流入に弾みをつけた。今月1日には日証金が同社株について、4日約定分から制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う貸借申し込み停止を発表するなど、早々に信用規制がかかったが、貸株制限が逆に需給相場の色彩を強める形となった。

 アジュバンコスメジャパン<4929.T=ストップ高。再生医療ベンチャーのオーガンテクノロジーズ(東京都港区)と理化学研究所が4日、再生医療分野「毛包器官再生による脱毛症の治療」に向けた臨床研究の前段階である非臨床試験を開始すると発表。両社と16年に、毛質のメカニズムの化学的解析と新規ヘアケア剤候補物質の評価・探索で共同研究契約を締結している同社に思惑的な買いが入っているようだ。同試験では、男性型脱毛症(AGA)患者の正常な頭皮から採取した、髪の毛のもとになる「毛包(もうほう)」と呼ばれる細胞を培養し、マウスに移植するという。18年7月から非臨床試験用の製造を開始し、18年中に安全性試験を終了する予定で、19年にも人への応用で臨床研究計画を申請するとみられている。

 三精テクノロジーズ<6357>=一時ストップ高で年初来高値更新。同社は4日の取引終了後、未開示としていた19年3月期の連結業績予想について、売上高が520億円(前期比90.6%増)、営業利益が43億5000万円(同96.7%増)、純利益が27億円(同93.1%増)になりそうだと発表しており、これを好感した買いが入っている。今年3月30日に子会社化したベコマ・ライズ社の業績計画について、その業績予想を取りまとめたことを反映させたという。また、あわせて年間配当を中間・期末各17円50銭の35円にすると発表。前期実績に対して7円50銭の増配になる見通しだ。

 第一稀元素化学工業<4082>=急騰。同社は4日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、6月11日付で東証2部から東証1部市場へ指定されることになったと発表しており、TOPIX連動ファンドなどによる買い需要を先取りする形で買いが入っているようだ。同社は、酸化ジルコニウムを中心に、排ガス浄化触媒や燃料電池などに利用されるジルコニウム化合物の製造・販売を手掛ける。なお、19年3月期連結業績予想は、売上高280億円(前期比9.6%増)、経常利益41億円(同5.9%減)を見込む。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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