貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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6305 日立建機

東証P
4,484円
前日比
-86
-1.88%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
10.8 1.32 2.03
時価総額 9,646億円
比較される銘柄
コマツ, 
クボタ, 
住友重
決算発表予定日

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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 止まらないトランプノミクス相場!


「止まらないトランプノミクス相場!」

●好ましい「過熱感なき株価上昇」

 止まらない、止まらない。トランプノミクス相場が止まらない。

 時々小反落や足踏みがあるので、ここが限界か。こう思うこともあるのだが、すぐに反発して上値を追う。

 久しぶりに体験する上昇波動だ。

 もちろん、いつまでも続くはずがないとの思いや予見は誰の胸にもあるだろう。しかし、投資の原則は、「勢いに乗る」だ。勢いが続いている間は、それから離れてはならない。

 この点、いまはまだ「トランプノミクス」の勢いに陰りは見えない。

 好ましいのは日々の出来高だ。東証1部のそれは11月9日に38.1億株を記録したあと減少傾向にあるものの、20億株台はキープしている。

 トランプノミクスに期待して日経平均株価は上昇を続けていても(18日は一時1万8000円の大台を回復した)、過熱感がない。

 市場が回復に転じた場合、怖いのは過熱になる。その先に待っているのは、暴落になるからだ。

 しかし、幸いなことに、いまはまだそれがない。いつそれが訪れるのかの予測は困難だ。それゆえいまは、現時点でその兆しが見えない、この事実を踏まえて投資するのが正解になる。

 では、過熱の兆しとはどういうものか。日経平均の連騰7日以上、東証1部の出来高40億~70億株などがある。いまはこのようなデータとはほど遠い状態であるため、安心していられる。

●トランプノミクス相場に素直に乗る!

 幸い安倍首相とトランプ氏との会談もうまく行ったようだ。それにしても驚くのは、安倍首相の即応力だ。トランプ氏が大統領に選ばれたとなると早速会談を申し入れ、実際に会ってしまうとは恐れ入る。

 株式投資なら、トランプ勝利と決まった直後に建設機械株やメガバンク株に投資するようなもの。その決断の素早さや断行力は株式投資でも大いに参考になる。

 そこでここでの投資も、引き続き「トランプノミクス相場に素直に乗る」を基本策とし、個別には次のような銘柄の足踏みや小反落を待って投資したい。具体的には、まずはロードローラーなど道路工事関連機器に強い酒井重工業 <6358> 、日立建機 <6305> 、日工 <6306> などインフラ整備に強い機材、用品で競争力を持つ銘柄に引き続き注目だ。

 原油価格の上昇が見込めることを考えると、精密工業用計器に強い横河電機 <6841> 、化学用精密ポンプに強い日機装 <6376> も浅い押し目を見逃さないようにしたい。

 新興市場銘柄では電子書籍で先行するパピレス <3641> [JQ]が魅力的だ。なお最後に安倍首相、トランプ米次期大統領ともにゴルフが趣味ということなので、 ゴルフ用品に強い住友ゴム工業 <5110> にも目を向けておきたい。

2016年11月18日 記

株探ニュース

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