貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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6301 コマツ

東証P
4,416円
前日比
+71
+1.63%
PTS
4,407円
22:51 04/18
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.3 1.47 3.26 7.53
時価総額 43,003億円
比較される銘柄
日立建機, 
クボタ, 
三菱重
決算発表予定日

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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 名探偵、株価の習性を追う!


「名探偵、株価の習性を追う!」

●株価の動きはヒントを残す

 毎月、月初めは波乱。これが東京市場の特長ともいえるほどで、「9月も」と懸念されたが、いまのところ安心して見ていられる展開だ。

 とはいえ、日経平均株価がどんどん上値を追うような状況ではない。これまで再三書いているように、基本的には今月21日に予定されている日銀の金融政策決定会合とFOMCの結果待ちだ。

 ともに日付は21日になっていて、同時に重要決定がなされるように思えてしまうが、実際はそうはならない。FOMCは日本時間では22日(秋分の日の休日)になってしまう。

 どちらが重要か。FOMCであり、その結果を見るまでは安易に動けないのが実際。そのため、当日まで東京市場は方向感が出にくい軟調展開が続いてしまう恐れがある。

 このような状況への対応は、株価の連動性や習性、特に習性がよく分かっている銘柄とじっくり付き合う。これになる。

 株にはそれぞれ習性がある。探偵小説で犯人に特殊なクセがあり、それが理由で逮捕されたりする。あれと同じだ。

 犯人はもちろん犯行を隠しているが、話す時に無意識に鼻をこするとか、思わず指を噛む…とか。優れた探偵(たとえばホームズだ)が、犯人の習性に着目してそれを捕らえる。こんなストーリーが探偵小説には多い。

 われわれ個人投資家にとってもこのホームズの手法は大いに役に立つ。株価の習性に詳しくなれば、非常に成果が上がりやすくなるのだ。

●短期、中長、長期でチャートをチェック!

 しかも、これはさほど難しいことではない。市場を日々突き動かす新たな情報を追わなくても成果を上げられるところが特に素晴らしい。

 では、どうやって習性を知るのか。チャートを業種ごとに見比べながら最低でも週足、日足はチェックしたい。そして余裕があれば月足、年足も、になる。

 これをやっておくと、日足では高値圏にあるものの、週足、月足ではまださほど上がっていない。こんなことを目で確認でき、有望株が見つかると速攻で投資できる。

 さて、ここでの注目銘柄。まずは日本ゼオン <4205> だ。合成ゴムに強いメーカーで、タイヤ用だけでなく、手袋用の合成ラテックス需要も好調なだけに、株価の一服状態は狙いどころだ。課税繰り延べに効果があるオペリース投資商品に強いFPG <7148> も、目先小反落があれば見逃さないようにしたい。

 主力銘柄ではコマツ <6301> がある。いわゆる「中国関連」株とみなされ、株価の値動きは中国情勢に大きく左右される傾向があるが、最近では中国発の懸念材料が少なくなっているため、浅い押し目を待って仕込んでおくのが良策になる。

 総合商社株は利回り、業績ともに有望度が高く、すでに取り上げたことがあるが、三菱商事 <8058> 、住友商事 <8053> はなお魅力的だ。

 ジャスダック銘柄では液晶カラーフィルター用塗布装置世界首位のタツモ <6266> [JQ]がある。

2016年9月9日 記

株探ニュース

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