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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6268 ナブテスコ

東証P
2,550.0円
前日比
+20.5
+0.81%
PTS
2,550.3円
09:46 03/29
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
34.8 1.18 3.14 2.63
時価総額 3,087億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 狂王トランプが開く扉、「その先」映す市場!


「狂王トランプが開く扉、『その先』映す市場!」

●二極分化する米マスコミと株式市場

 相変わらずトランプ大統領に対する逆風は強烈だ。いまではマスコミだけでなく、米国の裁判所も大統領判断に「NO(ノー!)」を突きつけている。

 イスラム7ヵ国からの難民・移民の入国一時凍結問題はなかなか解決しないどころか、今後大統領にとってさらなる重荷となる恐れがある。イスラム7ヵ国ばかりか、世界中を敵に回している感があるからだ。

 しかし不思議なのは、米国株式市場の動向だ。マスコミに袋叩き状態になっているにも関わらず、NYダウNASDAQ、そしてS&Pの3大主要指数が揃って史上最高値を更新中なのだ。

 ここには明らかに、金融市場とマスコミ報道との二極分化がある。どちらが正しいのか。答えは、投資名言の中にある。

 相場は相場に聞け。

 これが昔からの教えであり、いまもそれは活きている。つまり私たち個人投資家は、マスコミが報じるトランプ関連のネガティブ情報よりはNYダウNASDAQの動きに付く。これが正解だ。

●ビジネスマン大統領の友人たり得る首脳は?

 そして忘れてならないのは、トランプ政権は日本に対してあれこれ強硬な要求をするだろうという見方の修正だ。

 この原稿が読者の目に触れる時には答えが出ているだろうが、トランプ大統領は気味が悪いほど安倍首相に親切で、笑顔を振りまいているだろう。

 その根拠として私があげたいのは、トランプ大統領のよき理解者となり、大統領が期待している米国経済の3~4%成長と雇用拡大に、口先だけでなく、資金を出すことで協力できる国と首脳は、日本の安倍首相をおいてほかにいないからだ。

 ビジネス感覚抜群のトランプ大統領がそれを軽視したり、無下に扱ったりするはずがない。要するにトランプ大統領にとって、友人扱いできる首脳は安倍首相一人ということなのであり、この点、日本は非常に有利な立場にあることになる。

 株式投資でこれを活かさないのはもったいない限りだ。

 そこで、注目はまずは特装車や航空機に強い新明和工業 <7224> だ。今後どちらも米国向けが上向くと見てよい。

 トランプ大統領は航空機メーカーの首脳たちを集め、日本の新幹線が優れていると語っている。そのココロは、今後日本の新幹線を導入するかもしれないので、航空機メーカーはぼやぼやしていると大変なことになるぞ、と警告したようなもの。そこで航空機製造用工作機械に強い牧野フライス製作所 <6135> 、航空機向け操縦制御システムや列車ブレーキに強いナブテスコ <6268> も今後次第に見直される可能性は高い。

 非鉄市場では銅価格の上昇が続いているため、三井金属鉱業 <5706> 、日本伸銅 <5753> [東証2]も押し目は見逃さないようにしたい。

 そして、これまで幾度も取り上げたことがあり、株価もすでに高値圏にあるもののライオン <4912> を。最後にヤマハ <7951> だ。2月3日に今期の売上高と営業利益を上方修正したが、市場コンセンサスを下回ったことで大きく売り込まれた。だが、今期は間もなく終わってしまう。来期は盛り返すとみて、この急落局面で投資しておきたい。

2017年2月10日 記

株探ニュース

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