藤商事 Research Memo（7）：業績および配当性向を勘案し、安定配当を基本方針とする

■株主還元策

藤商事<6257>は株主還元策として配当を実施している。安定配当を継続して行うことを基本方針としつつ、業績動向や配当性向などを総合的に勘案して配当額を決定する方針となっている。2020年3月期の1株当たり配当金は前期と同額の50円（連結配当性向112.0%）を予定している。なお、同社は手元キャッシュが豊富で財務の健全性が高いが、厳しい経営環境のなかでも継続的に事業活動を進めていくため、内部留保の更なる充実に努めることが必要であると考えている。



■生産工程におけるセキュリティ対策

パチンコ・パチスロ機は不正防止対策として、搭載される電子デバイスについて厳しい管理が行われている。部材調達段階で仕様に適合しているか厳正なチェックが行われるほか、製造から梱包、出荷の各工程は厳重な管理のもとで運営されている。なお、同社ではホームページに「パチンコ・パチスロの製造工程」を掲載しており、セキュリティ対策なども紹介している。
（https://www.fujimarukun.co.jp/corp/ir/individuals/production.html）



■ファンに向けた取り組み

同社ではファンに向けた取り組みの一環として、イベント出展などを行っている。2019年度は8月に開催された「コミックマーケット96」へのブース出展、9月に開催された日電協主催「パチスロサミット2019」への出展などを積極的に行った。今後もこうした活動は継続される見込みである。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　佐藤　譲）

《SF》

　提供：フィスコ